うちの10才になる娘はアメリカで生まれて3才半で日本へ・・・
アメリカの幼稚園に通っていたときは、日本語で私が話しかけても英語で
答えが返ってくるような状態。それが、日本の幼稚園に入った途端、
ものの1ヶ月で「プリキュアッ☆」とかポーズをとったりして、すーっかり
日本の女の子に。
雪が降ったときだけ、雪はアメリカでの体験しかなかったため
英語でいきなり話し出してみんなびっくりしたそうです(笑)
それから小学4年生までは公立に通い、英語は家で泣きながら(なんで自分だけ...と)
親に叱られ叱られ勉強続け、何とかアルファベットが読めて、アメリカの子ども向けの
テレビ番組は7割くらい理解できるレベルをキープ。でもほとんど話せませんでした。
そして今年4月からシアトルの公立小学校へ・・・
ラッキーにも日本語教育もやっている学校なので、半日は日本語でいばっていて
あとの半日は英語で小さくなっている状態で(笑)
最初の2ヶ月は学校でもほとんど話さず、先生にも「そらちゃんはいま、サイレント
フェーズですね」と言われました。全て見聞きするものを取り込んでいる状態です。
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その後、少し環境に慣れてきたので遊びや好きなお絵描きを通して、少しずつ
単語を並べたものを発話するように。それでもまちがうのを気にしておとなしい状態。
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学校に完全になれた今、もう黙っていられなくて「まちがってもいいから、話したい!」
という気持ちの方が強くなり、お友達も外国語を学ぶ苦労をよくわかっている子達なので
(日本語で)、開き直ったようで、かなり話せるように(それでも日本語に比べると、
言いたいことの6〜7割くらい)
宿題は100〜200ページの本を週に1冊読んで、週3回、気づいたことや考えたことを
ノートに書き込んでいく・・・という厳しい内容ですが、がんばっています(親も!!)
こうやって彼女の半年を振り返ってみると:
・自分も一緒に遊びたい!話したい!お友達になりたい!という「〜たい」気持ちが
勉強をしていく強い強いドライブになる
・自分ひとりだけ全く孤立した状態じゃない、というサポート体制をもつ(先生、
理解してくれる友人、親など)
・常に常に励まして褒めてくれる人をもつ。どんな小さなことでも気づいてくれるような。
・言語以外に得意なことー娘の場合は絵を描くということーを通して、つながりは
もてるから、それを出していくことが大切(私の留学時にはピアノが役立った)
・こうなりたい!と思う人達の中に入ると、刺激・勝負心がでてきて上達する。
などでしょうか。
結局、外国語を話していても人は人。楽しい美しいと感じることは良く似ていて、
それを通してつながりを持つうちに、自分の中から意欲が湧いたり、相手も
かまってくれたりするようにもなるのですよね☆
ちょっと長くなりましたが、なにか、参考になれば嬉しいです♪