非対面コミュニケーションのコツ(バージョンアップ版)
- 2020.04.04 Saturday
- 16:00
皆さん、お元気でいらっしゃいますか?
ご家族や周りの方々はいかがお過ごしでしょうか。
この状況下、企業の在宅勤務強化で、パソコン画面を通してチームメンバーやクライアントとコミュニケーションを取らざるを得ない方々も多いのではないでしょうか。
私はこれまでコーチングのセッションを1000時間以上電話やスカイプで行ってきているので、そこから得られた「非対面コミュニケーションのコツ」を必要とされている方にお伝えしたい・・・!といてもたっても居られなくなったので、号外でお送りします〜!
これまでの関係性や状況、組織文化や風土状況によって、できるできないは勿論ありますが、参考にしていただければ嬉しく思います。また周りの方々にも、抜粋・このまま転送など、自由に共有/展開していただければ幸いです。
0)自分を整える
緊急事態やいつも違うことをしなければならない時には、焦ったり怖い気持ちになるのは当然のことなので、
相手との対話を始める前にまず以下のことを少し考えてみてください。つい生産性のことを考えがちなので、
その裏にある自分と相手の気持ち(感情)のことも考えることで、ひとりよがりになるのを防げます。
・自分の今の気持ち:無理にポジティブになろうとせず受け入れて深呼吸数回。
・相手との時間をどのような時間にしたいのか、感情の言葉で考えてみる:軽やか、凛、穏やか...
・会話の最後に自分と相手がどのような気持ちになっていると良いのか考えてみる:やる気、すっきり...
1)いきなり議題やディスカッションに入らない
はやる気持ちを抑えて、まずはメンバーとコミュニケーションの『土台』をつくる。
*ここを飛ばしてしまうと殺伐とした会話のまま終わる可能性があるので、まずは"人間性"を
感じ合えると安心の場(特にランクが下の方にとって)になります。
・相手の状況を把握する:ずっと一人でいるのか?孤独感は?どんな気持ちでいる?等を尋ねる
・こちら(発信者)の状況も簡単に伝えることで安心と信頼ベースのあることを再確認する
・できればプライベートなことも少しからめつつ、冗談などで気持ちを互いにほぐす
*私は深呼吸とストレッチを一緒にやって、頭を”この場”に切り替えていただいています
例えばこんな感じ:
じゃあ、まずは座ったままのびをしてみましょう〜(一緒にやるとテンションがほぐれる)
色々と心配ごとがあると思いますが、この時間に気持ちを集中してみてくださいね
言いたいことがでてきたら、いつでもどうぞ
どんな毎日を過ごしていますか?
ご家族やお友達はどうされていますか?
今はどんな気持ちでいますか?
2)非対面でのやりとりで特に気をつけたい点
・スピード
・ペース
・相手の画面に映るものを意識(こちらの表情やボディランゲージ、パワポ画像など)
・相手の興味の持続
声や画面から相手の反応は伝わってきますが、いつも以上に丁寧に確認しながら「ゆっくり」を心がけて進めると
緊張が互いにほぐれます。また視界が限られているので、こちらのちょっとした表情やボディランゲージ、
パワポ画像などが対面の時よりも強調されて伝わるので、そこも少し気をつけてみてください。
*相手が話している時は、こちらも集中して”こわい顔”になりやすいので要注意(笑)
*相手の集中が途切れてきたなと気づいたら、雑談や冗談をいれたり、質問は?などを入れます
*(こちらが話した後に)質問は?と聴く際、「何か質問はありますか?」だと「はい・いいえ」になりがちですが、
「どんな質問がありますか?」にすると相手は今言われたことについて考えます。
3)こちらから何か指示やアドバイスを伝える際のポイント
・何をいくつ伝えるのか
・行動の指示は丁寧に具体的に(いつまでに、だれと、なにをやるのか)
・その理由
を最初に述べることで、相手が受け取る準備ができます。
例えばこんな感じ:
今から気をつけてほしいことを3つ伝えるので、書き取ってくださいね
これが大切な理由はXXXです。よって次のアクションはXXX(具体的に)をお願いします
4)会話をとじる際に相手の気持ち(感情)を尋ねる
「以上、よろしく!」で終わるのではなく会話を終えて、相手がどんな気持ちでいるかを尋ねることで、
方向性やチームの気持ちにズレがないか、上記0)で想像していた時間になったかの確認ができます。
また相手は自分の状況や気持ちが大切にされていると感じます。
例えばこんな感じ:
以上で今日の会議を終了しますが、最後に今の自分の気持ちをひとこと聞かせてください
話してみて、今あなたはどんな気持ちになっていますか?
この時間で気づいたことがあれば共有してください。そしてそれによってどんな気持ちになりましたか?
以上です☆
非対面コミュニケーションは少しずつ”練習”して自分を慣らしていけば、余裕が生まれてくるので頑張ってください!
心から応援しています。
そして何より、ご自分のことを大切に。
love,
kumi
- コーチング
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