メルマガ243号コラムより『セルフ・アジリティ』
- 2019.07.17 Wednesday
- 11:18
配信日:July 12, 2019
『セルフ・アジリティ』
最近、本屋さんのビジネスセクションや新書コーナーに行くと目につくタイトルに、
昭和のオッサンXXX
昭和から令和のリーダーになるためのXXX
などがあります。
昭和は遠くなりにけり。
いつまでも会社で昭和の成功体験や既得権益を振りかざしていてはダメですよ〜
頑固に自分の価値観だけに固執していては、今どきのリーダーになれませんよ〜
時代の変化に合わせてあなたも変わらないと置き去りにされますよ〜
と言う内容の本なのですよね。組織内でも昭和の高度経済成長の余韻を楽しめた世代と20代の若手との価値観があまりにもかけ離れすぎて、間にはさまった35〜45歳あたりが疲弊している...というのはよく耳にする話。
因みにここで言及しておきたい大切なことは、この”昭和のオッサン”という概念(今や)は中高年の男性だけを指すのではなく、気持ちが上記のような状態になっている女性や若い世代にも言えるものだと私は考えています。
ここで話は少し飛びますが、
近年の組織開発用語に、『アジリティ』という聞きなれない言葉が頻繁に登場します。これは、『めまぐるしく変化する環境や状況に合わせて即応するための機敏性』という意味合いがあります。
これを個人に当てはめると『セルフ・アジリティ』。
「その時々の状況の変化に合わせて柔軟に自分のあり方や考え方を変えられる力」と言えるかもしれません。
周りに習えで自分を変えましょう、とか根こそぎ自分を変えましょうという話では決してありません。日々の生活で困難な状況に陥ったときに、勇気を出して、必要な分だけ自分のあり方や考え方を変えて対応してみよう!ということ。
その悩みの深さによって自分を変化させる幅も深さも変わってくるのですが、もう無理・・・とあきらめてしまう前に「自分の何を変えると可能になるだろう?」と枠の外に出て考えてみる。
勇気のいることではあるけれど、たまに"昭和のオッサン"になりそうになる私としては、ぜひ覚えておきたいあり方だと思っています。
- メルマガ(抜粋)
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