海の向こうのママコーチたち

  • 2007.02.26 Monday
  • 21:50
私はアメリカのコーチング機関で一週間に2回位のペースでクラスをとっています。決められた番号に世界各地のコーチ達が電話をわらわらとかけてきて、電話会議制というかたちで進行役のコーチがクラスを進めていきます。お互いの顔はもちろん見えないし、多分会う事もない人たち同士、4週間なり8週間なりひとつのテーマについて語りあります。集まってくる面々もそのときどきで、おしゃべりなグループ、ギラギラと上昇志向の強いグループ、すぐに沈黙してしまうグループなどなど、英語を共通語とするもののお国柄や文化の違いもでてきて中々面白い学びの場であります。

今月私がとっているクラスのひとつには、バリバリのキャリアウーマンがうようよで...ぎゃあ〜口を挟む間もない!という感じでした。ところが『時間の使い方』というトピックで私が「うちには4歳の幼稚園児がいるので仕事の時間がかなり限られてくる...」というような発言をした途端、あ、うちには2歳児がいる、うちは5歳と7歳...その気持ちすごくわかる!とかなりのコーチがその瞬間に母親の声になって、それぞれを励ましたりアイデアを出し合ったりして、クラスの空気が一変したのです。ついでに電話の向こうではベイビーの泣く声まで聞こえてきて...。そっかあ〜、みんな母の顔、コーチの顔、キャリアウーマンの顔、と色々使い分けながら頑張ってるのね、と驚きとひと安心。

人には色んな顔があって、ひとつだけ見て決めつけてはいかんなあ... としみじみ。相手のバリバリの顔に圧倒されて、ぎゃあという垣根を私が勝手に作っていたんですよね。

こちらが開けばあちらも開く、ということを体感した一日でした。

東京マラソン

  • 2007.02.20 Tuesday
  • 13:51
私はこのところ新聞を読み出すと、スポーツ欄にとどまっている時間が一番長いということに気がつきました。何に惹かれるって『自分のしたいことを本気で一生懸命打ち込んでいる選手の姿』。これに少しでも長く感じ入りたい、触れていたい...のひと言に尽きるのだ。スポーツの内容やチームはさておき、自分の出したい結果に向かって邁進している人の姿は美しいなあ、イキイキしてるなあ...とミルクティーを飲みながら朝から感動。

で、昨日の朝刊はどこもかしこも東京マラソンで。写真をじいっと見ているだけで涙がでてきました。

両足義足で完走した男性、ゴールで目をとじ手を合わす有森選手、コスプレで沿道にニコニコ手をふりながら走る(歩く?)人たち、ジェンガ選手の鍛えぬかれた身体...そして雨の中、ジェンガ選手を応援し続ける監督...。2人の厚い信頼関係は記事を読むだけでじわ〜っと伝わってきました。と書いているうちにまた、じーん。

私のやっているコーチという仕事は、人がマラソンを走ろうと決める前〜迷いやら不安のある時期〜からゴールまでを一緒に伴走する仕事。その人が、こわさを乗り越え行動に移し成果を出して輝く...そしてそのあいだずうっと一緒に横にいて喜びやら悲しみをも共有する仕事。本当にこの仕事に出会えてよかった、本気で楽しんでいる自分がいるから。

おにぎりの日

  • 2007.02.15 Thursday
  • 10:39
このあいだ新聞で「うちには月に一度はおにぎりの日、というのがあります」と誰かが言っていました。はて...? 残念ながら記事をとっておかなかったので細かいことは忘れてしまいましたが、その日の晩ご飯は家族みんなで『おにぎり、おみそ汁、おつけもの』だけをいただくという。

主婦を任されている身としては思わず「あ、これ、手間もお金もかからへんしいいわ〜」という反応でしたが、たしかこれを食することによって食の原点に帰る...みたいなことだったと思います。もっと深いのです。一度やってみよう、何か自分で想像できない発見があるような気がする...。家人たちは何と言うだろうか。

シンプルで美味しいご飯と聞いて浮かんで来るのは、昔仕事で毎年訪れていたイタリアのボローニャのスープ。何のことはない、美味しいコンソメスープに肉やチーズが詰めてある丸っちいパスタ(何て言うんだっけ、あれ?)がプカプカ浮いているだけのスープ。ハードな図書展でのミーティングをこなし、ドドドっと疲れた身体にじわ〜っと沁みました、あのスープの味は。あああ、よだれがでてきた。

ちなみに家で作ってみたけど、じぇ〜んじぇん及びもつかずで断念。それぞれお国のものってことなのか...。カリフォルニアでもナッツやら乾燥フルーツやオレンジがいっぱい入ったサラダが美味しかったなあ。じーん(懐かしがっている音)。

それではみなさま、おやすみなさい。美味しい夢を♪

Happy Valentine's Day♪

  • 2007.02.12 Monday
  • 15:24
このところ、どこへ行ってもチョコチョコの山ですねー。最近は手作りチョコレートが流行っているのでしょうか、あまりに美味しそうなので箱を手にもっては「誰か作って私に贈ってくれやあらへんかなあ...」と思っては下に置く...(自分で作れっちゅうねん!)。

で思い出したのが、18歳のバレンタイン。といっても別にロマンチックなことは何もなく、留学先のホストファミリーのお母さんが白地に真っ赤なハートが所狭しとプリントされているソックスをプレゼントしてくれたのでした。このとき初めて、アメリカではバレンタインには大切にしている人には男女関係なく、チョコ以外の物もプレゼントしていいんだ、ということ。ちなみにお父さんはお母さんに深紅のバラの花束なぞを贈っていたような...。あ、これ、私の実家の話しではなくホストファミリーの、念のため(わかってるっちゅうねん!)。ちなみにお店にはお菓子屋さんから洋服屋さんまで、ハートのついたありとあらゆるグッズが店頭に並びます。それは楽しくなる風景。

みなさま、あさって14日は優越感や孤独感に浸るのはもったいない、大切に思っている誰かれのことを思う日にしてみませんか?

P.S. 先日疲れていると編み物にすくわれる... と書きました。でももうひとつありました。それはこのコーナーのアクセス解析をチェックすることです(笑)。ああ、今週もこれだけの方々が、何らかの理由で私を思い出し興味をもち読んでくださったんだ... と妄想を膨らませひとりニコニコするのです。
So, Happy Valentine's Day To You All- いつも無言&有言の応援、ありがとう!



小林久美の、3月のセミナーご案内

  • 2007.02.09 Friday
  • 11:24
**「英語で言ってみよう!本当の思い」**

とき:3月9日(金)10:00-12:00
ところ:志縁塾セミナールームにて、10名様限定!
内容詳細&お申し込み:http://shienjuku.com まで


ということで、3月の志縁塾さんでのセミナーコンテンツが決まりました。何やらバレンタインもその頃には過ぎているのに...というようなタイトルではありますが、色々考えたらこうなりました(笑。あ、でも日本にはホワイトデーというのもありましたよネ)。

英語が得意な方もそうでない方も、どうぞいらしてくださいネ!ワイワイ楽しい2時間にしたいと頭をひねっております。私はグループの前に立つと、native language である関西弁になりますので、小林久美の英語と関西弁の入り混じった"ヘナちょこトーク”を気合い入れてご披露します(....!?)。

みなさまのご来場をお待ちしております♪

『境地』に入れる楽しみ、そして赤信号

  • 2007.02.05 Monday
  • 11:44
私は近所のカフェでニットカフェを共催させていただくほどの編み物好きで、先日も行ってまいりました。そこで話していて再確認した編み物のいいところ:1)場所をとらない、2)人とおしゃべりしながら...というように『ながら作業?』でできる、3)それでいて自分の好きな物を創る楽しみを与えてくれる、ということ。特にこの『ながら作業』というところが私にとっては肝心で、うだうだとテレビを観ていても手は動いているので「テレビ観てないで〜をしないとなあ」という罪悪感を相殺してくれるのがいい。それでこれが習慣となった今、私の編み物カバン(カゴではなく)の中には常に編みたい物が一年中入っていて、どこへでもひょいと持ち運びできるので非常に生産的。でも調子に乗っていると「マミー、ちゃんとしゅうちゅうしてシンケースイチャク(トランプね)して!」と娘におこられます。はい、スミマセン。

とにかく物作りが好き、という女性と先日ごはんを食べた時にも「何かに集中してモノを創っていると、とにかく楽しいし日常の雑多なことを考えずに済む」と彼女が言っていました。英語でいうところの"in the zone" - 何かしら自分だけの特別な境地に入れるのですね。

でも、こんな私でも編み針を持つ気にもならない時がたまにあります。それは非常に疲れている時か非常にストレスがたまっている時。少々の疲れやストレスなら、編み物をシャカシャカはじめると大抵気分転換できて水面まで浮かび上がってこられるのですが、これができないときは「ああ、きてるな〜」という感じで絶対的赤信号。私はそういう時はさっさと寝ることにしています、もともと寝るのが好きなのと起きていても何も得になることないから...ははは。そう言えば、これまでの人生の『谷時代』では、周りの友人があきれるほど本当によく寝ていた自分がいました、これもひとつの境地に入るための自分なりの手段だったのかも知れませんなあー。いや、これは単なる逃避か!?

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