ハイブリッドな年末

  • 2007.12.30 Sunday
  • 18:51
アメリカに暮らしながら”日本人”をやっているとお得なことがあった。それは年末のお休みが人より長く取れるということ。ヒヒヒ。というのも、多くのアメリカ人は11月末の感謝祭が終わると、気分は一気にクリスマスモードに入り(もちろん色々な人種・宗教の人がいるので、ここではキリスト教系の人のお話)25日にひとつの頂点を越えて12月31日は飲み放題の大パーティーという流れ。そして、あっさり1月2日から仕事再開...でも!日系の会社だと、うまいことクリスマス休暇からそのままズルズルとお正月休み明けまで約2週間くらいのお休みがとれるのだ。ただホテルで仕事をしていたときは、いくら日系のホテルでもそうはいかず...家族が集まって祝うクリスマスは何とか我慢して働くことはできても、お正月にシフトが入るのは何としても避けていた。それでなくても日本から離れてお正月を迎えるというのに、1月1日に働くというのは、大家族で毎正月を祝って育った私には淋しすぎた。

話変わって。クリスマスの翌日、娘にせがまれとうとう東京ディズニーランドデビューを果たしてきました(笑)!そして混雑するパークの中には意外にも多くの外国人が...。アジア系の人たちは観光気分たっぷり、でも何度か会話を交わしたアメリカ人たちは、ディズニーランドで味わう"プチアメリカ"に浸りきることもできず、心なしか淋しそうに見えたのは気のせいか。

先日参加した大谷由里子さんのセミナーで2008年をテーマにした俳句を作らされました(これ、結構効果的!)。季語はぬきですが...(恥ずかし〜、でもここで宣言!)

  『せかいのとも きょうもげんき?と コーチング』

来年は外国に暮らす日本の方々、日本に暮らす外国の方々を視野にいれた活動もしていきたいと考えるコーチkumiです。年の瀬&お正月を自分の"home"から離れて迎える人たちに思いを馳せつつ...。

今年も素敵な出会いを沢山ありがとうございました。そして...このブログをいつも読んで下さっている方、本当にありがとう!

Wishing you the best for the new year!!! 良いお年を。

love,
-kumi







"law of attraction"

  • 2007.12.13 Thursday
  • 14:41
以前にもこの話をチラと書いたことがありますが、年の瀬という事で改めてご紹介します。今年はじめに全米大ヒットとなった本、「The Secret」。昔から賢人達はこの秘密を操りほしいものを全て手にしてきたのだ...とダヴィンチコードばりの装丁と言葉で始まります。

そしてその秘密とは...."law of attraction" を信じて行動に移す、という事。『強く頭に描いたイメージは現実のものになる』、さらに言うと『本当にほしいのなら、それがもうあたかもそこにあるかのように行動しなさい。そして願うだけではなく、それがやって来たときの受け皿まで準備しておく事が肝要』と。本の中の例をあげてみると。。。

好きな仕事をしながら、自分で購入した素敵な家に住んでいるシングルのアメリカ女性の話。得たいパートナー像をはっきり描いていたものの、まるで出会いの兆候はなく...ある日ガレージに車を入れようとしてハッとしたそうな。「今自分にパートナーができたとしても、彼の車を入れる場所すらない!」...彼女のガレージはガラクタだらけで一台がギリギリ入る程度。あわててそれらを処分し、ついでにクローゼットの服も半分処分、ベッドもドーンと真ん中に寝るのではなく片方に寝るようにしたとか...結果、数ヶ月に今の夫を得た。

っとここまで読んで、「ほんまかいな〜!」と思う方も多いと思います。まあ、この話を信じるかどうかは皆さんのご自由ですが、私はやってみて損はないと思いました。ただその際、ひとつだけご注意を!...人というのは、何かほしいものを頭に浮かべて..と言うと意外にほしくないものの方が浮かび易い。たとえば"貯蓄を"と思っても"クレジットカードの借金をなくしたい"と思うと、"クレジットカード"と"借金"が引き寄せられてしまうという原理(笑)。あくまでほしいもの(例えばゼロとコンマが波打つ預金通帳など)を浮かべるのがコツだそうです。ある程度の練習が必要かと思いますが、これを続けると"〜したくない"より"〜を手に入れたい"というポジティブな思考グセができるような気がします。

昨日、3児の母である友人が言いました。「私、本当にもうひとり子供がほしいから、昨日家族のお茶碗買いに行ったとき、ひとつ多めに買っちゃった」...ハッとしました。彼女はこのThe Secret の事は知りません。例えばこういうことなのですね、あたかもそれがそこにあるかのようにふるまうという事は...もちろんポジティブでいられる度合い、というものもあるかと思いますが(欲するあまり、ストレスが募っては本末転倒!)。

2週間とちょっとで新しい年、今からlaw of attraction で来年ほしいものを手に入れる準備しておこうかなあ...と思う今日この頃です。たとえ鬼に笑われても!(笑)






木村さんのりんご

  • 2007.12.03 Monday
  • 11:16
りんごの美味しい季節となりましたが、みなさん『木村さんのりんご』って知ってますか?前にテレビのドキュメンタリーで観て感動し、また先日新聞の"異端の肖像"コーナー(すごいタイトル名!)でも紹介されていました。

かいつまんで書くと....
自分の夢を断ち家業のりんご園を20歳で継いだ木村さん、3年目に奥さんの肌がウルシにかぶれたように赤くただれ病院へ。原因は農薬だった。それをきっかけに無農薬りんごの栽培を決意、そこから地獄の苦闘が始まる。害虫にやられた葉っぱは全て落ち、りんごの実もならない。3人の子供をかかえ収入はほぼゼロ、家屋が差し押さえられるまで頑張ったが世間の批判に耐えられず、死んでお詫びを...とひとりロープを持って山へ向かう。山中を2時間歩き続けるうちに雑草の中にすっくと立つナラの木に出会う。山の土と同じ状態にすればりんごは実るかもしれない!と思いつき、血が騒ぎ死ぬことをすっかり忘れて研究を始め、養分を奪い取るとされて刈り取られていた雑草をそのままに残すことに。そして8年目の春、草ボウボウのりんご園の一本の木に白い花が7つ咲き実が2個なった。9年目には花が一面に咲き、その年は商品にならない小さな実が鈴なりに。挑戦から30年、今では無農薬のりんごがたわわに収穫され、テレビで紹介されてからは時の人、「人生、波瀾万丈ですじゃ」と欠けた前歯2本だけの口元で笑う木村さん(りんごの収入ゼロ時代、キャバレーの呼び込みをしていてヤクザに殴られ折れたままらしい)。

いったいりんごの木に何が起こったのか?

雑草が土の力を、木も逆境の中で生命力を取り戻して蘇った、とは木村さんの言。肥料をもらっている木は伸びる必要がないので枝幅しかないのに、木村さんのりんごの木は長いもので30Mもあるそうです。今また温暖化とともに害虫が増え、木村さんの無農薬りんご栽培の挑戦はまだまだ続いています。

これって『人』にそのまま当てはまるような気がしました。

不可能を可能にしたのは、木村さんの大地とりんごへの限りない愛着だと記者は結んでいましたが、愛するからこそ手をかけすぎない、かわいい子は信じて旅をさせよ。そして...自分にも!

無農薬のりんごの木のように、逆境に出会ってもピンチをチャンスに変えて成長できるような、しっかり根のはった人間になりたい。



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