粋(すい)なおっちゃん

  • 2008.01.29 Tuesday
  • 20:08
先日関西での仕事のついでに京都郊外にある実家に帰ったときのこと。講演のあと参加者のお医者さんたちと2時間懇親会があり、風邪気味の身体をひきずりながら夜8時に駅へ降り立つ。急いでタクシー乗り場へ駆けつけるもそこには京の底冷えに震えながら待つ人々が.........。思わず「あのう、もうずいぶん待っておられるのですか?」と前にいた70過ぎと思われるおっちゃんにたずねると。。。

「いや、ワシも今電車降りてきたとこや。.......あんた、どっち?」と東と西を指さすおっちゃん。「あ、東」となるべく口をあけたくないので手短かに答える私。「ほな、ワシの車に乗って行きいな。1台分、待たんですむやろ。ワシは○町2丁目や、あんたは?」。............。へっ!?一瞬、アカの他人と気さくに口を聞き合うアメリカにワープしたかと思った。このおっちゃんとの相乗りの危険度(?)などをささっと2秒で考え、口から出たのは「いやあ、すみません。よろしいんですかあ?」

こうなると、さっきまで辛かったおっちゃんのタバコの煙も青光りのする着物のコートも粋なものに見えてくるから不思議である。ははは

しばらくして車中。タクシーの運転手さんとおっちゃんの3人でお天気の話などをしながらお財布をだすと、「そんなもん、しまっときい。かまへん、かまへん」と言われ「いやあ、すみません。ほんまにおおきに、ありがとうございました」と言ってタクシーを降りる。

家に着いて父と母にこのことを言うと「あんた、そら得したなあ」とゲラゲラ大笑い。そんなことして...と怒られるかとチラと思ったのだが。我が娘も40を越えると親はのんびりしたもんである。

久しぶりに、何とも言えない人の粋、ちょっとした人情を味わった故郷の夜でした。

手の届く夢から

  • 2008.01.22 Tuesday
  • 13:25
あなたの夢はなに?将来の夢は?と小さい頃から聞かれるたびに私は答える言葉がなく「わたしって...」と悩み、夢という言葉があまり好きではない時期がありました。そして縁あって私は40代からのキャリアとしてコーチという職を選び、人が『夢』を実現させるためのお手伝いをしている。。。何とも不思議な気がします。

コーチングではでっかい夢(人生の俯瞰図)と手の届く夢(身近なゴール/目標)の両方を往ったり来たりしながら対話を進めていくのですが、今日は後者について少々...。

「あなたは目標を立てるとき、謙虚になりすぎたり自信がないからと、割と控えめな内容で設定していませんか?」今の質問にギクっとした方、特にこの後読んでね(笑)。

あまり高い目標を立てすぎると、そのプレッシャーに押しつぶされることもあるので注意が必要ですが(経験者語る...)、コツは"ちょっとしんどいかもしれないけれど、頑張ったらできるかも"とか"人に言うのはちょっと勇気がいるけれど、言ってみたい気もする" 程度の目標にすることをオススメします。そして次にやることは、これを口にだして周りの人に言っていくこと。これをやると「ああ、私ってこれがほしいんだ〜」というハッキリとした自覚が生まれるし、周りの人も頭の片隅において何かキッカケがあれば、情報や『夢』の近くにいる人を紹介してくれたりする。でも人はそれぞれに忙しくて自分の事に必死だから、他力本願はNO。でもアンテナをはりめぐらすのは広ければ広いほど有効な訳で、プラス、常に目標の内容を自覚した頭でいると"それ"が来たときにパッと迷わず手が伸びる。。。『幸運の女神は前髪しかない、ためらってるうちにすり抜けて行く』と言われているのも納得。

昨年末のブログに、2008年に向けて「せかいのとも きょうもげんき?と コーチング」と詠んだと書きました。あれをブログにあげるのにはちょっとした勇気が必要だったのですが、不思議なことに、先日カリフォルニアのコンサルタントとつながる事ができました。ここから具体的な目標をクリアーできるかどうかはこれからの私の頑張りによる訳ですが、1ヶ月前はまるで手持ちのカードはなく、とりあえず言っとこう、ぐらいの感じだったのです。

まあ、すべてがこのようにタイミングよく動くわけではないのは40+年生きて来てよくわかっていますが(笑)、言ってみて損はないなあ〜というのが実感。そして自分なりに一生懸命やっていると、それを感じて手を伸ばしてくれる人がいる。

今週末は初めての関西、奈良医大でのコーチング研修です。今年の夢を念頭において、今ある事をちゃんとやっていけば、先に世界につながっていくと信じて楽しんで来ます!










=新春セミナーのご案内=

  • 2008.01.09 Wednesday
  • 12:17
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします♪

新しい年を迎えるにあたり、「今年は〜でいこう!」と色々決心なさった方も多いと思います。先日5歳の娘に「え〜!一年が終わるってどういうこと?なんで?」と非常に素朴で大きな質問をされ説明するうちに、新しい年というコンセプトは自分をそのつど"リセット"するキッカケをくれるのだなあ...と感じました。そして日付が一日変わるだけで、気分も世の中の景色も変わるって不思議だし、これを利用しない手はない、とも。

先日、志縁塾の大谷由里子さんのメルマガに『2008年を漢字一文字で表すと?』という一文がありました。やってみると、想いがグググっと凝縮されるので、俳句とはまた違う妙味があって面白い!是非トライしてみて下さい(何でその漢字になったかを言いたい!聞いてほしいという方はメールちょうだいね、興味津々で待ってま〜す...)。

さて前ぶりが長くなりましたが、そんな素敵なキッカケをくれる講師&コーチでもある大谷さんと、新春セミナーを行います!

とき: 1月15日(火)7pm - 9pm
場所: 志縁塾 (京橋。東京駅より徒歩7分)
内容: コーチング基礎&実践編

お申し込み、セミナー詳細、所在地に関しましては、志縁塾HPよりお願いします。
→ http://www.shienjuku.com

2時間みっちり初心に戻り、コーチングの基礎をやらせていただきます。日常生活で即使用可のワークもアリ!新年にあたり自分からも周りの景色を変えてみませんか?

皆さんのお越しを心からお待ちしています。


それでは今年も、皆さんにとって素晴らしい一年となりますよう。


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