子の心、親知らず。

  • 2008.09.26 Friday
  • 17:03
別にタイトルから想像するような大したこっちゃあないのですが。娘の小学校では11月に学芸会がある。一年生になったばかりのうちの子らは「おたまじゃくしの101ちゃん」をやるそうで、先日の宿題には”台本読んでやりたい役を紙にかいてもってきなさい”とあった。しかも人気のある役はオーディションがあるらしい。ははは

うちの娘は、よそのお母さんからよく冗談で「(いろいろやって)人に見られるのが嬉しそう。大きくなったら役者になるんじゃないの〜」とからかわれるタイプ。彼女は最初、おかあさん役がやりたいと主張。そこで台本を全部流して読んでやったところ。。。

娘:「この役はセリフがいっぱいありすぎてやだ、覚えられない。それに死んだフリもできないし(子どもを守るためにザリガニや田亀とやりあって気を失うシーンがある)」

私:「ちょっとやってごらん、死んだふり」

娘:「(死んだふり)」

私:「ほら、ちゃんとできるじゃん!うまい、うまいっ」

とこの辺りで私は内心、大活躍のお母さん役をやってほしい。。。と気持ちが傾いていく。

娘:「うん、でもいやだ。やっぱりしろつめぐさとかたんぽぽにする」

私:「。。。。。。。。」

当然のことながら、彼女は自分がやりたい役を提出した。でも”しろつめぐさ”のオーディションには落ちて、いまは他の役に挑戦中、らしい。いろいろあるな〜。どうやら、セリフを覚えるプレッシャーが少なくてすむし、きれいなイメージでサラサラ〜っとすませられるからだそうな。へえ〜、負けず嫌いでスポットライトが好きかと思っていたら、そういうところもあるんだ。。。と我が子の知らない一面を発見した気分。

他方、”親バカ”と言えばそれまでだが、自分の娘が講堂の舞台でお母さん役をやっている姿(妄想?笑)を頭から消すのに数日かかった私。『本人がやりたい事をやるのが一番良い』と分かっていても中々に難しい。。。コーチが身内をコーチングできない所以である。






『月刊コーチkumi 』創刊します!

  • 2008.09.12 Friday
  • 20:59
さてこのたび、私が講師をしているユニークな研修会社『志縁塾』よりメルマガを配信させていただくことになりました。新たなチャレンジに緊張〜!

私がメールアドレスを握っている(?笑)方々へは12日にご挨拶文(そして半強制的に自動登録)を出させていただきましたが、「ちょっと読んでやろっか」と思われる方は、kumi@shienjuku.com まで『お名前(漢字&読み方)と登録されたいアドレス』をご連絡ください。私の方で登録させていただきます。

メルマガと言ってもこのブログに書いていることごとを月刊でまとめたようなものですが、皆さんお忙しい日々の中で何かのきっかけにしていただけるととても嬉しいです。また面白情報満載の志縁塾メールニュースも同時登録させていただきますので、合わせてご購読いただければと思います。

■【月刊 コーチkumi】メルマガの内容:
コーチkumi からのメッセージ(コーチング、日米比較、その他もろもろのトピック)
コーチングQ&A
私から見た面白い情報や本の紹介など
友人知人、そして私のセミナーご案内
英語ワンポイント、アメリカびっくり話など

■配信:
毎月最後の金曜日、ランチ前。第1号は9月26日(金)〜配信予定。

みなさまからのご連絡、お待ちしていま〜す!

"ママさん" 何とか

  • 2008.09.05 Friday
  • 09:39
最近とても目&耳につく言葉がある。オリンピックのマラソン選手は”ママさんランナー”、柔道では”ママでも金”、そして先日の新聞ではパラリンピックの自転車競技選手の”ママで2冠”。これって何!?といちいちむかついているのは私だけだろうか。メディアは話題性をひと言で表現するためにこういう呼び方をつけたんだろうけど、もっと他に表現の仕方があるだろーが!!子どもを生んだら身体は変わるし、夜中に何度もおこされる生活も始まる。そんな中でオリンピックに出場するような女性達は、『ママさん』のひと言ではすまされないぐらい頑張ってるのだ。同じ応援するなら、もっと”その人のガンバリそのもの”を尊重するようなものにしてほしいなあと。なら私は ”ママさんコーチ”かい?なんかバレーボールの鬼婆コーチみたい。やだやだやだやだ。。。

ところ変わって。今アメリカは大統領選挙戦の真っただ中だけれど、共和党のマケイン大統領候補が副大統領候補にペイリンというアラスカ州の知事を選んだ。この女性、5人目の子どもをこの4月に生んだばかりの44歳。先日の副大統領候補の受諾演説では女性の共感を呼ぶために、「私は普通のホッケーママ」と自称。有名私立校に入れるため、子どもをサッカーリーグに入れて週末毎の試合につき合う教育熱心なお母さん達の事をアメリカでは「soccer mom」と呼ぶのだが、アラスカではホッケーの方が盛んだから、だそう。以来、アメリカのメディアも面白がって”hocky mom” を乱発。。。ここにも尊敬と小馬鹿にしたような感じがつきまとう。最もこの人は自分のために言ったのだから、大した出世欲である。

話を”ママさん”にもどそう。何がこんなに気に触るんだろうと考えるに、こういう呼び方は「ママとなった女性は年増で本来は第一線から身をひく立場なのにどうよ、がんばってるよね、この人たち」と聞こえてくるのだ。親しみ易い呼び名の中に、ヌメヌメとした性差別、年齢差別が見え隠れする。普段の会話ならさらっと交わせるものも、メディアでこうでかでかと取り上げられるところに社会の風潮が見えてくるのがやだなあと思う。

今日はグチっぽくてすみません、ママコーチ、否、コーチkumi のつぶやきでした。








コントロールという欲望

  • 2008.09.02 Tuesday
  • 15:22
最近、友人と『コントロールしたい』という欲求について話す機会があった。彼女には単身赴任で週末にだけ帰宅する夫と3人の育ち盛りの子どもがいる。アメリカ人の彼女はきっぱりと「今の状態は毎日の生活を自分のやりたいようにできるから良い、I love to have control」と言う ーこの正直なコメントにドキッ。はて、私はどうだろう。

英語の日常会話では、
in control
under control
out of control

という表現をよく耳にする。前置詞がつく分、意味合いがわかりやすい。上の二つはコントロールできている状態、三つ目はあ〜れ〜!どうしちゃったの状態。そしてもうひとつ。let go of your control というのもある。これは直訳すると、コントロールすることを手放せ=コントロールに執着しなさんな、ということ。

仕事はさておき、自分の日常を振り返ってみる。私のこの強い性格、家族から家の中のことまで私はコントロールするのがしっかり好きなのだった〜。これは要するに自分の思い通りに、ってことで。だからもちろん衝突もあるし、かなりなストレスも生じる。じゃあ、ということで最近は意識して『ひとりよがりな ”コントロール” を手放す』と決めて生活している。すると。。。こっちの方がずう〜っとラクなのだ!!!何を今ごろ。。。と笑ってくださって結構。肩の力はぬけたし、心の余裕もできたし、何と言っても自分の思い通りにならない事からくるストレスはぐんと減った。なんのこっちゃ、私のひとり芝居だったのね気分である。let go of my control、忘れたくないし、これぐらい意識してて私などは丁度なのだ、たぶん。

『支配したい』の裏側は『尊重する』だったと今更ながら思い改めている今日この頃です。

残暑真っ盛り、それぞれの工夫でストレス減らして乗り切りましょうー!!


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