メルマガ41”聴き手のフレーム・話し手のクレーム”

  • 2010.08.27 Friday
  • 10:59
 配信日:August 26, 2010



人はひとりで生きていけない、とはよく聞くことばですよね。

つまり人は常に誰かと、何らかの形でコミュニケーションをとって

いるわけです。たとえそれが無言であっても。


人があなたに向かって話しをしているとき、何かを表現しているとき

あなたの中では何がおこっているでしょうか?


 こんな事ができるなんて、すご〜い!

 もっと早くやればいいのに

 やっぱりXXさんは、自信があるんだなあ〜



などなど、いっぱい頭の奥で自分の声がしていませんか?ハハハ...


これが、たわいもないコーヒーブレークでの会話ならそれほどの支障は

ないのですが(笑)、職場での真剣な会話だったり、親子の対話だったり

人から悩み事を聴いている最中だったり...となると、話しは別です。


たとえば、


あいて:「〜がすごく大変なんです!」

あなた:「ああ、わかる、わかる」

あいて:「.....って、全然わかってないし。もっとちゃんと聴いてよ〜」


というような体験、ありませんか?

こちらはちゃんと聴いているつもりが、相手からクレームがでて。。。


それは、”あなた”が勝手に自分のフレーム(枠組み)で、”あいて”の話しを

聴いてしまっているから。自分の感じる”大変”を相手に重ねてしまっている。


そうなると相手は、”アンタの大変と私の大変は違うねん!” というような

気持ちが出て来てくるし、話しを受けとめてもらった気がしないのです。



じゃあ、どうすればいいのか。こたえは簡単!


「ああ、すごく大変なんだ...」


とそのまま繰り返すのです。


そうすると相手は、


・自分の言った言葉をもう一度聴く事で、自分の気持ちを確認できる

・あなたが同じ言葉を繰り返すことで、”受けとめてもらった”気持ちになる

・結果、もっと話したい!と思える


のです。



そう、相手の話そうというモチベーションを上げるためには、自分の

”フレーム”をいったん、脇に置く”勇気と意識”が必要なのです。



これ、わかっているとやるとでは大きな差があります。

相手の話しをちゃんと聴きたいと思っていらっしゃる方。。。

まずは少しずつ意識するところから練習してみてくださいね!


good luck-


”国境なき医師団”を訪ねて

  • 2010.08.23 Monday
  • 17:19
なぜか気になる広告、パッと目に入ってくる広告ってありません?

私の場合は、それが『国境なき医師団』の広告。貧困地域(アフリカなどの熱帯地域)に、世界中から医師を募って治療活動をしているNPO です。

私は医者でもないし、東京に家族をおいてアフリカに単独行!...も考えていません。

なのに、なぜだろう。。。

だから、ちょっとドキドキしながら、先日早稲田で行われた体験説明会というものに行ってきました。

会場には30代を中心とする男女約40人が詰めかけ、とても熱心に話しに聞き入っていました。説明会ではザッと活動や内容についての説明があった後、実際に9回ほどアフリカ諸国に派遣体験のある助産師さんのパワポを使っての体験談が。。。
写真やリアルな話しを聴いていると、ただただ「こんな風に行動を起こすって、すごいなあ...」と感動するばかりの2時間でした。


でも、予想通り、感動はしたけれど「私も行きたい!」というような、心の底から沸き上って来る熱いエネルギーは私の中では起こりませんでした。

ーこれは、この活動が正しいとか間違っているとか、私の奉仕精神がどうのとかそういうような事を言っているのでは”決して”なくて。


人がミッションやライフワークを遂行するには、深〜いレベル(信念に近いレベル)でワクワクすることが必要なのだよね。。。ほっといてもその事ばかり考えてしまうような。
そして、その”ワクワクどころ”は、ただもう人それぞれ。


じゃあ、私はコーチとして、ひとりの人間としてどんな形で社会貢献したいんだろう?


今回の体験説明会に行って明確になったこと:

国境や人種を越えたレベルで、誰かとチームで社会に役立つ何かをしたい!
人の人生を輝かせるためにコーチとして何かをしたい!
と本気で私が考えているということ。


うん。

あせらず、アンテナはって仲間を探し続けたい、と思わせてくれた貴重な時間でした☆


そしてこのNPOを、私にできる形で応援していこうと思います。








京都へ。。。

  • 2010.08.18 Wednesday
  • 11:37
みなさま、暑い毎日、いかがお過ごしでしょうか。

夏休みを満喫中の方も多いのでは。。。


私は今日から、実家に数泊帰省でーす。毎夏、忙しい大移動?の連続です。はひ〜っ
ただ今年ちがうのは、娘が小3となり、ひとりでお泊まりができるようになったこと!

なので、娘はあちらにおいてひとりで東京に帰ってくることに。
1週間くらいは独身気分。。。?にひひひ〜〜〜と思っていたら、仕事詰めになりそう。
まあ、これはこれでありがたく&うれしく。


数年前、幼稚園の送り迎えだけで一日があっという間に過ぎ、自分の仕事の時間がとれず泣きそうになっていたころ。。。

コーチに

「時間が経てば、まわりの状況も変わる」
「俯瞰で今の立ち位置を見る大切さ」

をリマインドしてもらいました。

人って煮つまると、至近距離しか見えなくなりますよね。。。そんな時は鳥の背中に乗って、自分の人生全体を見てみる。「そっかー、これは永遠に続くわけじゃないんだ」って、ふう〜ッと力が抜けていきます。


暑い毎日。。。でも鳥の目から見ると。。。涼しい季節は必ず来る!


ちょっとムリがある気もしますが(笑)

残暑厳しい折、みなさま、どうぞお身体大切に。






メルマガ40 ”アンソニー・ロビンズという人”

  • 2010.08.12 Thursday
  • 14:04
配信日: August 12, 2010



アメリカにいる間に、世界NO.1コーチと言われている、アンソニー

・ロビンズのテレビ番組を見ました。内容は、人生で困難の極みに

いる人をトニー(アンソニーのニックネーム)がコーチングを通して

救い出す、という筋書きです。彼はクリントン大統領や、テニスで

復活を果たした時のアンドレ・アガシ選手のコーチでもあります。


私が観たエピソードは以下の通り:


結婚式の夜、親戚や友人が祝ってくれているホテルのプールパーティー。

新郎がプールに飛び込んだ瞬間、水底にあった階段で首の骨を折り、

そのまま下半身不随になってしまったカップルの話でした。


首から上の機能とわずかに両腕の感覚が残る夫を、献身的に世話する妻...

2人とも家からほとんど出る事ができない状態で、限界に来ていました。


その2人をトニーはどうしたか。


ななななんと


自分の別荘があるフィジーで、2人にスカイダイビングさせたのだー!

(家から出られる、空からも飛べる、強い夫を妻にみせた)

夫を車椅子のバスケットチームへ送り込み、妻はリゾート地のスパへ

(”別々の”ところで、2人それぞれの怒りやニーズを満たさせた)

車椅子が激しくぶつかり合う、夫のバスケットの試合を見守る家族...

(彼の力強い姿に、”自立”を感じる家族たち)

夫の長年の夢だった、砂漠でのラリー(それもトニーが助手席に座って)

(夢はどんな状態でも叶えられるんだ、と確信させた)

スタジオで、あの日と同じメンバーで結婚式のやり直し

(暗く辛い想い出しかなかった”ストーリー”を、新しく書き換える)



番組最後の、奥さんのキラキラした姿は本当に印象的でした。

”お世話役”じゃなくて、ようやく私は”妻になれた..."という歓びに満ちて。



もうここまで派手にお金をかけてやられると、言葉もでませんが(笑)

そしてこれをコーチングとよぶのかは、疑問ですが、

トニーの『あり方』は一貫してすばらしかった。


あなたを応援している

あなたはできる

あなたに幸せになってほしい

あなたをエンパワーさせる


これが全ての言動に表れていました。こんな世の中だからこそ、自分が

できることをやるんだ、という彼の決意が感じられました。


私はこれからどんな風に、世の中に貢献していきたいんだろう.....

私の役どころは?....とリアルに考えさせられた番組でした。



☆番組を解説しているトニーのURLです。

http://www.breakthroughinsider.com/?ec=137843


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    高校アメリカ留学ー夏の想い出

    • 2010.08.06 Friday
    • 21:26
    この時期になると必ず思い出すことがある。

    どうしても美しい音色の英語(に私には聴こえた)を話せるようになりたい!
    その一心で、ひとり日本人の全くいないペンシルベニアの田舎に留学した17の時のこと。。。

    5ヶ月ほど経って、ようやく高校の授業にも何とかついていけるようになった頃、社会科の先生が、「明日は第二次世界大戦を扱います。ちょうど日本から来ているkumi がいるから、色々と "Hiroshima" のことなど聞かせてもらいましょう」ときた。。。

    「えーーー!!! そそそんな、、、」

    お恥ずかしい限りだが、慌ててその夜日本の親に電話して情報を得たり、自分の考えをまとめたり....いきなり戦争を語る日本代表、にされてしまったのだから。


    そして次の日。

    クラスはいつもとは違って、ディスカッションし易いようにとロの字型に座席を変えてあった。ドキドキしながら早めに自分の席につくと。。。

    「America is number one!!!」 「America is number one!!!」

    私の顔をジイッと見つめ、大声で教壇から叫び続ける男の子が。。。たぶん、黒板にもそう書かれた気がする。

    もう、ただ、びっくり。返す言葉もみつからず、じいっとしていた。


    授業では、生徒達は私のつたない話に真剣に耳を傾けてくれたし、先生がビミョーな私の存在をリスペクトしながら、とても上手にファリシテートして下さったから、とにかくつつがなく終了


    でも、あの男の子の顔は忘れられない。


    彼は私のことは覚えているだろうか。


    そして今でも同じことを言っているのだろうか、広大な国の片隅で。





    やっぱり、日本人が好き!!

    • 2010.08.05 Thursday
    • 16:04
    今日はなんだか変なタイトルですが...笑

    私は京都出身で自他共に認めるおばあちゃん子(それも”トトロ”に出て来るみたいな祖母でした)。

    17でアメリカに留学、1年後戻ってきたときにはアメリカ人状態。

    縁あって25から15年間アメリカにいた間にも、日本人と思われたことは一度たりとも、(はい、一度たりとも)ありませんでした。一番多かったのは中国の北の方の出身でしょ?という中国人からの質問で...笑。挙げ句の果てには、「まるでアメリカに住むために生まれてきたような日本人」とまで言われ。
    なんや、それ〜〜〜!

    そんな私が5年前に帰国。そしていま感じることは

    ああ〜〜〜日本の人のキメ細やかさや思いやりっていい。。。
    この、しっとりした感じがホッとする。。。
    繊細な感性が心に響く。。。

    「アンタも年とってきたなあ...」と昔からの友人には言われそうですが(笑)、
    毎夏、アメリカに行く度に、強く強く感じるようになってきました。


    もちろんアメリカにもこういう(私バージョンの)”日本人っぽい”人は沢山います。でも根っこが何やら違う。皆な、ひとつひとつ独立している。

    っとここまで書いて思ったのは、キメ細やかでしっとりしていて繊細で.....に一番近かったのは、もしかしてゲイのお兄さんたちかも。。。(因に私が13年いたサンフランシスコはゲイのメッカであった)


    話が支離滅裂になったけど、「かえれてうれしいよお〜!」のメッセージでした♪









    メルマガ39 ”アメリカ便り”

    • 2010.08.05 Thursday
    • 15:39
     配信日:July 22, 2010



    本番の夏到来....みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


    私は今、恒例のアメリカ里帰りでNYの郊外に来ています。


    とは言っても、今年はスカイプでセッションをしている方が増えた

    ため、いつものように平日は何人かのセッションをして、お昼には

    家族とおそうめんをいただいて...という毎日なのですが(笑)


    25でアメリカに移住して以来20年近く、ほぼ毎年、1〜2回は

    太平洋を横断してきたことになります。そして私がコーチングという

    ものに出会ってから、ちょうど10年。。。私はコーチになるために、

    アメリカに呼ばれたのか?と思ってしまうほど、コーチングとも

    深いつきあいになりました。


    そして今回の滞在では、初めて、NYのコーチ協会の集まりに参加する

    予定で、今からドキドキワクワクです。


    日常生活では、あれだけ国をあげて啓蒙しているにもかかわらず、

    相変わらず太った人は増える一方らしく、洋服のサイズをおとして

    自尊心をくすぐる戦略が横行し(なんと7号を5号と呼び変えることに

    したらしい!)、映画館の椅子のサイズも大きめのものに変えるとか...。


    原油の流出はようやく止まったけれど、オバマ大統領の白髪は増える

    一方のようです。


    そんなアメリカですが、公共の場における空気はとても気持ちがいい。


    バスに乗っても、子連れなだけで、何人もの人が ”go ahead” と言って

    ごく自然に席を替わってくれます。そして、見ず知らずの人たちがごく

    親しげに、カフェや銀行で声をかけてくれる。。。”私はあなたの敵じゃ

    ないよ”と伝えるためにやるんだという人もいますが、私には”自由に

    やっていいんだよ”という楽しげなメッセージに聞こえてきます。


    こうして往ったり来たりの生活はいつまで続くんだろう、早く腰を

    落ち着かせたい。。。と思うこともありますが、二つの国をまたいで

    生活することの大変さよりは、愉快さ、にフォーカスしていきたいもの。


    ...改めてそんな事を思った、コーチkumi からのアメリカ便りでした!


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