メルマガ41”聴き手のフレーム・話し手のクレーム”
- 2010.08.27 Friday
- 10:59
人はひとりで生きていけない、とはよく聞くことばですよね。
つまり人は常に誰かと、何らかの形でコミュニケーションをとって
いるわけです。たとえそれが無言であっても。
人があなたに向かって話しをしているとき、何かを表現しているとき
あなたの中では何がおこっているでしょうか?
こんな事ができるなんて、すご〜い!
もっと早くやればいいのに
やっぱりXXさんは、自信があるんだなあ〜
などなど、いっぱい頭の奥で自分の声がしていませんか?ハハハ...
これが、たわいもないコーヒーブレークでの会話ならそれほどの支障は
ないのですが(笑)、職場での真剣な会話だったり、親子の対話だったり
人から悩み事を聴いている最中だったり...となると、話しは別です。
たとえば、
あいて:「〜がすごく大変なんです!」
あなた:「ああ、わかる、わかる」
あいて:「.....って、全然わかってないし。もっとちゃんと聴いてよ〜」
というような体験、ありませんか?
こちらはちゃんと聴いているつもりが、相手からクレームがでて。。。
それは、”あなた”が勝手に自分のフレーム(枠組み)で、”あいて”の話しを
聴いてしまっているから。自分の感じる”大変”を相手に重ねてしまっている。
そうなると相手は、”アンタの大変と私の大変は違うねん!” というような
気持ちが出て来てくるし、話しを受けとめてもらった気がしないのです。
じゃあ、どうすればいいのか。こたえは簡単!
「ああ、すごく大変なんだ...」
とそのまま繰り返すのです。
そうすると相手は、
・自分の言った言葉をもう一度聴く事で、自分の気持ちを確認できる
・あなたが同じ言葉を繰り返すことで、”受けとめてもらった”気持ちになる
・結果、もっと話したい!と思える
のです。
そう、相手の話そうというモチベーションを上げるためには、自分の
”フレーム”をいったん、脇に置く”勇気と意識”が必要なのです。
これ、わかっているとやるとでは大きな差があります。
相手の話しをちゃんと聴きたいと思っていらっしゃる方。。。
まずは少しずつ意識するところから練習してみてくださいね!
good luck-
- メルマガ(抜粋)
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