メルマガ106号コラムより『セルフイメージという曲者』
- 2013.06.30 Sunday
- 11:37
配信日:June 28, 2013
『セルフイメージという曲者』
長らくアメリカに暮らし日本に帰国した当初、何とも違和感があったのが
女性=カワイイが良い、という社会通念でした。そしてカワイイ年齢を
越してしまうと、もうオンナでなくなる…というような排他的な通念。
はいっ!??
翻ってアメリカ。素敵な女性=少しでも早く強く美しく、というような
社会通念があって、小学校高学年ともなるとマニキュア、ピアスが始まり、
おませな中学生女子は日本の女子大生のよう。そしてもっと強く美しくと
頑張る働く女子には痛々しさを感じることも...
これもまた、はいっ!?
ここで伝えたいのは女性論ではなく、
”自分のイメージ、ちゃんと持ちたいよね”ということ。
周りからの期待に反応するだけじゃなくて、『自分はこうありたい』という
イメージをしっかり持つことで、その人本来の力が制限されることなく
発揮されるのではないか?と考えるからです。
以前、ある若い課長さんが「なんで自分が課長になったのか、そして
こんな研修に来ているのか… まわりから色々言ってもらうのだけど、
なんでそうなのかよくわからないんです」と仰っていました。
謙遜ではなく、本当にわからないご様子・・・
周りが彼に対して持っている”良いイメージ”に、こちらは自分がついていって
ないのですね。”自分はそれほどじゃない”という思考がクセになっていました。
ご自分で持たれているセルフイメージが、ブロックになっていた。
「これはもったいない!」と思ったので早速コーチングすること数分。
そしてご自分が座られていたイスから立って、離れたところから”自分”を
俯瞰していただくと・・・数分の沈黙の後、
「あれ。あいつ…割とカッコいいっす…ね… かなーり恥ずかしいけど」と
大汗をかいておられました。そしてまた元のイスに座ってもらい、今度は隣で
大きくうなずいていた参加者に「○○さん、マジ、カッコいいっすよ!」と
心こめて言っていただき、そのイメージをご本人に受け取っていただきました。
その瞬間、ご本人の顔がパッと輝いたことは忘れられません☆
きっと何かがはずれ、ハラ落ちしたのでしょう。
今や「カワイイ」は、欧米のアニメオタクの間で「KAWAII」という
英語になっていますが、それはコスプレの世界に留めておいていただき(笑)
現実の世界では的確なセルフイメージで、生きていきたいもの、ですね☆
- メルマガ(抜粋)
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