メルマガ123号コラムより『自分の居場所をもつ』

  • 2014.03.29 Saturday
  • 10:00

配信日:March 28, 2014

『自分の居場所をもつ』

25日のこと。娘の卒業式を終え、その後の「祝う会」幹事をやっていた

ので、歩いて家から10分ほどのレストランでワイワイガヤガヤ3時間。

みんなゴキゲンで帰路につき、「ほお〜っ」とひと息ついて道を渡ろうと

したら、横断歩道の向こう側に何ヶ月も顔を合わせていなかった知人が。

そこでまたわーわー30分立ち話をして別れ、数歩行く毎に、なんと続け

ざまに4人のママ友、そして一家族に会い・・・その度にわーわーやって

なんと横断歩道を渡ってから家につくのに1時間かかったという笑い話。

夕飯にと買ったお寿司が重く、ハイヒールも限界・・・笑

そして思ったのは、「ああ、いつの間にかこの町は私の居場所になっている」

ということ。いつもある空気、道路の汚れや、角のお地蔵さんまでが

本当に愛おしく思えました。

私は25歳で宇治からサンフランシスコ・バークレーへ移り結婚&出産。

13年滞在した後NYに2年、2005年にここ府中へ移動してきた我が家。

”home”のないのが、なんとなくhome のような気がしていたので、

居場所のあることを改めて実感できたのはとても新鮮でした☆

娘は幼稚園からここにいるので、府中がすっかり「私のふるさと」と言い、

本当にそう感じているらしいのも嬉しいこと。安心、安定を感じるようです。

 いつもの風景があること

 行き交う顔を知っていること

 ”そこ”にいることに誇りのようなものを感じること

 物理的な時間に寄り添う想い出のあること

 心配してくれる人があること

 何も言わなくてもスッと座れる”イス”のあること・・・

我が家は、アメリカにも生活の一部をおいているので、いつまでデンと

ここにいるのかは未定ですが(と言い続けて何年にもなるのだが、笑)、

今これだけのことが感じられるのならどこに行こうとも、

ここには帰る場所ある…というあったか〜い気持ちになった3月でした。

あなたの居場所はどんなところですか?

メルマガ122号コラムより『送り出すきもち』

  • 2014.03.15 Saturday
  • 10:10

配信日:March 14, 2014

『送り出すきもち』

3月と言えば、卒業。

うちの娘も長くて短いような6年の小学校生活を終え、本人も親も

嬉しいような淋しいような複雑な気持ちの今日この頃です。

私自身の最後の卒業式体験と言えば女子大の卒業式。

欧米の大学のように黒いガウンと四角い帽子をつけ入場を待つあいだ、

「ああ、もうここに皆なで集まることは一生ないんだ…」と思った途端、

私が泣き出してしまい、つられて周りの友人達ももらい泣きし始め...

後から、化粧くずれしたやんか!とバシバシしばかれた想い出があります(笑)

きっと娘の卒業式でも泣いてしまう予感・・・これはもう性分ですね。

人との別れ、何かを終える、とかに昔からめっぽう弱い!

送り出す方も送り出される方も、ある意味、心を一つにしてそこまでの

”締め”を行うのが卒業式なのかもしれません。

そして3月というのは、いわゆる「お式」はなくても、何かを卒業する、

ということを考えるのに良い時期なのじゃないかと私は思います。

今朝も、自分の忙しい仕事にプラスして、地域のボランティアや小学校の

PTA活動などを縁の下の力持ち的存在でやり続けてくれているママ友から

「私もお役目を一個一個、卒業しているヨ・・・感慨深い・・・」との

メールが届きました。 --- 新しい何かに向けて卒業するんだ、と。

そう。

新しいものを入れたいなら、今あるもの、もう使ってないものを思い切って

手放すことが大事☆

『わたし』ができるのは一回きりなのだとすれば、

一つ一つ上手に”卒業”して、風通しよく前向きにいきたいですね!

メルマガ121号コラムより『コーチの仕事』

  • 2014.03.01 Saturday
  • 10:30

配信日:February 28, 2014

『コーチの仕事』

ソチオリンピックが終わり、なんだかホッとするような淋しいような

気持ちでこれを書いています。

みなさんは、オリンピックとはどんな距離感で過ごされたのでしょうか?

私は自分がコーチであること、そして中学時代にフィギュアスケートを

少しかじっていた経験から、やはりフィギュアがテレビに出て来ると

もう完全に前のめり・・・笑

家族の声も無視してひとり、選手の気持ち、コーチの気持ちにどっぷり

感情移入していました。試合直前の選手がコーチの言葉に耳を傾け頷き、

「いってきます」と声をかけて大きなリンクにひとり飛び出していくのを

見る度、ジワ〜と涙ぐんでしまいました(今これを書きながらも涙が…)。

まるで私に言っているように聞こえる位、感情移入・・・笑

ショートの成績にガックリしてしまい、フリーの朝練でも気持ちを

切り替えられないでいた浅田選手に、普段は穏やかな佐藤コーチが

以下のようなことを、とても厳しく伝えたそうです。

 「ショートは1/3、まだ2/3の戦いが残っているのに、そんなんで

  どうする。助けが必要な時は、私がリンクまで出て行くから。

  ここまでやってきたことを信じて、死ぬ気で頑張ってこい!」

リンクになんか出て行けないのを知っていながら、そう言わずには

いられなかったコーチの気持ちが、手に取るようにわかりました。

アスリートのコーチとは少し違いますが、私達のようにライフやキャリアを

扱うコーチは、クライアントとの時間は、彼らの人生から見れば、

0.5%にも満たないものでしょう。コーチングでどれだけ熱く決意しても

実戦(日常生活)で行動に移せなければ、それは絵に描いた餅で終わる。

コーチはどんなにもどかしくても、どんなに応援していても、

クライアントの”リンク”に立つ事は決してできないのです。

どの選手を見ていても感じたのは、

”これは自分の闘いである”と自覚して凛と臨んでいること。

自分の挑戦にはっきりとしたオーナーシップのあること。

私はこの勇気に感動し、それに寄り添い続けるコーチのあり方にも

感動したのだなと思います。

---成果もプロセスも同じ位、大事なのだと。

今回のオリンピックは、今の仕事をもっともっと頑張ろう!と

思わせてくれた17日間でした。

あなたは、どんなことを考えたり、感じたりしましたか・・・?

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