メルマガ139号コラムより『2014年のおかたづけ』
- 2014.12.26 Friday
- 11:15
December 26, 2014
『2014年のおかたづけ』
「この家、なんてモノがないのっっ!?」とよく言われる我が家ですが(笑&汗)、
それでもちゃんとあるのです、気になるモノ達がいくつか。
その中のひとつが、カリフォルニア時代からのアルバムです。アメリカの写真は一枚一枚が
大きいので、アルバムも6冊ともなれば、結構な量です。あの頃は今と違って、写真を律儀に
現像してアルバムにおさめて...とやっていたので、かなりな量になっています。
これを何とかできないか?と12月に入ってから思っていました。
というのも・・・
私にはブラジルに50年前に移住した叔父がいるのですが、以前この叔父をリオに尋ねたときに
「久美、私の人生をちょっと見てやってよ」と嬉しそうに1冊のアルバムを見せてくれたのです。
叔父が生まれたときの写真、学生時代、叔母との結婚、ブラジルへの移住と生活...
なんとそれらが全て1冊におさまっていたのです。
最後に裏表紙を閉じたときには、波瀾万丈だった大好きな叔父の人生に触れさせてもらった、
私が知らない叔父に会わせてもらった...というとても豊かな気持ちになったのを覚えています。
叔父は写真一枚をタネに、その時々の出来事や気持ちをそれはイキイキと語ってくれたのです。
ああ、大切な映像は自分の記憶の中にたくさん残っていて、それを引き出してくれる1枚が
あれば、その時のことを色々思い起こして楽しむことができるのだな、と思いました。
そして去年のゴールデンウィークに実家に帰省したとき、母が全く同じことをしていて
母の結婚前と結婚後から現在までを1冊にまとめたものを見せてくれたのです。
(ち、血は争えん・・・笑)。その時も、叔父のときと同じことを感じました。
それで、日本に帰国して来年で10年になることだし、ここらでいっちょ!
と私も思ったわけです。
そして先日、キッチンのテーブルにドカンとアルバム6冊をおいて、どのように“アメリカ時代”を
1冊にまとめようか...と模索し始めました。ページをめくっていくと、20代のホテル時代、出版社時代、
結婚と出産、ママ、コーチへ...と懐かしい顔や場所がいくつも並んでいました。
カリフォルニア特有の乾いた空気に少しハーブの香りがする風や、湿気ゼロの空気が通す明るい光まで
リアルに思い出され...
むりーーー!
できませんでした、まだとても。写真を捨てたり選ぶことは。記憶が生々し過ぎる...はは
叔父や母は、あの歳になったからこそ、1冊にまとめることができたのでしょう☆
うーんと唸りつつ、全てのアルバムを大切に元の書棚に戻したとき、何かホッとした私がいたのでした。
そして気づいたことは、物には片付けられるタイミングのようなものがある、ということ。
それは私のように「片付けてみよう」と実際に動くまでわからないことなのかもしれません。
愛しい物とは上手くつきあいながら行きたい(生きたい)ものですね☆
今年最後の私からの質問です:
あなたは何を片付けますか、そして何は片付けずに温めておきますか?
『2014年のおかたづけ』
「この家、なんてモノがないのっっ!?」とよく言われる我が家ですが(笑&汗)、
それでもちゃんとあるのです、気になるモノ達がいくつか。
その中のひとつが、カリフォルニア時代からのアルバムです。アメリカの写真は一枚一枚が
大きいので、アルバムも6冊ともなれば、結構な量です。あの頃は今と違って、写真を律儀に
現像してアルバムにおさめて...とやっていたので、かなりな量になっています。
これを何とかできないか?と12月に入ってから思っていました。
というのも・・・
私にはブラジルに50年前に移住した叔父がいるのですが、以前この叔父をリオに尋ねたときに
「久美、私の人生をちょっと見てやってよ」と嬉しそうに1冊のアルバムを見せてくれたのです。
叔父が生まれたときの写真、学生時代、叔母との結婚、ブラジルへの移住と生活...
なんとそれらが全て1冊におさまっていたのです。
最後に裏表紙を閉じたときには、波瀾万丈だった大好きな叔父の人生に触れさせてもらった、
私が知らない叔父に会わせてもらった...というとても豊かな気持ちになったのを覚えています。
叔父は写真一枚をタネに、その時々の出来事や気持ちをそれはイキイキと語ってくれたのです。
ああ、大切な映像は自分の記憶の中にたくさん残っていて、それを引き出してくれる1枚が
あれば、その時のことを色々思い起こして楽しむことができるのだな、と思いました。
そして去年のゴールデンウィークに実家に帰省したとき、母が全く同じことをしていて
母の結婚前と結婚後から現在までを1冊にまとめたものを見せてくれたのです。
(ち、血は争えん・・・笑)。その時も、叔父のときと同じことを感じました。
それで、日本に帰国して来年で10年になることだし、ここらでいっちょ!
と私も思ったわけです。
そして先日、キッチンのテーブルにドカンとアルバム6冊をおいて、どのように“アメリカ時代”を
1冊にまとめようか...と模索し始めました。ページをめくっていくと、20代のホテル時代、出版社時代、
結婚と出産、ママ、コーチへ...と懐かしい顔や場所がいくつも並んでいました。
カリフォルニア特有の乾いた空気に少しハーブの香りがする風や、湿気ゼロの空気が通す明るい光まで
リアルに思い出され...
むりーーー!
できませんでした、まだとても。写真を捨てたり選ぶことは。記憶が生々し過ぎる...はは
叔父や母は、あの歳になったからこそ、1冊にまとめることができたのでしょう☆
うーんと唸りつつ、全てのアルバムを大切に元の書棚に戻したとき、何かホッとした私がいたのでした。
そして気づいたことは、物には片付けられるタイミングのようなものがある、ということ。
それは私のように「片付けてみよう」と実際に動くまでわからないことなのかもしれません。
愛しい物とは上手くつきあいながら行きたい(生きたい)ものですね☆
今年最後の私からの質問です:
あなたは何を片付けますか、そして何は片付けずに温めておきますか?
- メルマガ(抜粋)
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