メルマガ149号コラムより「モノの言い方」

  • 2015.05.23 Saturday
  • 10:59
配信日:May 22, 2015
 
 
『モノの言い方』
 
 
私はいつもお気に入りの自転車で最寄り駅までスイ〜と出かけています。
 
先日のこと。いつものように駐輪場に自転車を止めカギをかけ、カギを
抜きとろうとすると・・・カギがついていない!えっ!?
 
でも電車の時間があるのでもたつく時間もなく、えっ?えっ?と頭を
「?」でいっぱいにしながら駅へ向かい、その日の仕事を終えて駐輪場に
戻って良く見れば...自転車のカギの頭の部分がもぎとれ先がカギ穴に
埋もれてる〜!
 
・・・そういえば今朝、狭い歩道を曲がるときにガードレールに自転車
後部がゴチンと当たった記憶が甦りました。あれか〜トホホ
 
ということで、仕方なく普段は行かない、駅から一番近い自転車屋まで
エッチラオッチラ後輪がロックされた状態で駆け込み、ロックごと交換して
もらいほっとひと息。
 
意外にも簡単にコトが片付いた勢いで、もう一つ、ずっと気になっていた
ギアチェーンの錆をどうしたらいいか?と聞いたのがわるかった。
 
そこのお店の人は、
「ああ、この状態になったらもう取れないですね」→ここまではOK
「メーカー品だとこんなことには絶対ならないんですよ..云々...」→は?
 
最初何を言われたのかよくわからなかったのですが、要するに「本式の」
自転車メーカーの自転車に乗っていないんだから文句言うオマエが愚か、
と言いたかったらしい。完全に上から目線。むっか〜!!!
 
(ふん、どうせ私はFILAですよっ!)とブツブツ思いながら、
ふだんEQを提唱している者として冷静にお金を払いお店を出たものの
私なりに気に入っている自転車と私自身をバカにされた気分で帰宅...
 
 
そして思いました。
 
あの人はなんであんな言い方しかできなかったんだろう?
同じ自転車なのに、私は一応お客なのに、あの姿勢はなんだろう?
 
 
ここからは完全に私の憶測ですが、彼はもしかしたら心の中で
「メーカー以外の自転車は自転車じゃない」とか「ちゃんと”良い”自転車に
乗ってほしい」などなど、かなり強い思いがあったのだろうと。
 
にしても!否、だから、ああいう言動がつい出てしまった・・・
 
自分の問題意識を私に面当てすることはないだろう!と声を大にして
言いに行きたいところですが、ここは大人になって我慢(笑)
 
 
その代わり、この場をお借りして伝えたいなと思ったのは、
 
『相手の心は、こちらの言動”数秒”で絶対的に離れることがある』
 
ということ。
 
肝に命じておきたいですね☆
 
 
そしてそのためには普段からの、自分の中で起こる会話(自分の思い)と
その使い方が本当に大切、ということも痛切に感じた出来事でした☆
 
 

メルマガ148号コラムより『VUCAな時代を生きる』

  • 2015.05.09 Saturday
  • 10:58

May 8, 2015
 
 
 
『VUCAな時代を生きる』
 
 
みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
こちら東京は快晴に恵まれ、爽やかな休日となりました。
 
私は家族と奥多摩までハイキングに出かけたり、2日に1回は泳いだり、
パソコンも「OFF!」にしたので、”何か”に追われることなく、
久しぶりにゆっくりと過ごせました!
 
 
さてパソコン、インターネット...となると思い出すのがVUCAという言葉。
ご存じでしょうか。意味は以下の通りです:
 
V: Volatility(変動性)
U: Uncertainty(不確実性)
C: Complexity(複雑性)
A: Ambiguity (曖昧性)
 
日本語では「VUCAな時代=不確実性に満ちた時代」と表現されることが
多く、平たく言うと“変化が激しく、未来が読みとりにくい時代”。
 
例えばラインが登場した途端に、コミュニケーションの取り方がコロっと
変わる(私はやっていませんが...笑)。すると・・・

クライアントとのやりとりも変わる。
言葉もグッと距離の近いものになるけれど、大切な”クライアント”である
ことに違いはなく、相手を尊重するために四六時中入ってくるメッセージに
対応しなくてはいけないなど。これまでにない複雑な状況が生まれる。
 
先日はテレビで「スマホ断食ツアー」なるものも紹介されていました。
オトナが創りだした新しいものにオトナ自身が戸惑い迷子に。
いわんや子ども達は...ですよね☆
 
ロシア文学者の亀山郁夫氏が(現名古屋外大学長、中央教育審議会委員)、
数週間前の新聞で「ある審議会の未来予測の資料を読み、衝撃を覚えた」
と書いておられました。その予測とは・・・
 
・2011年度に米国の小学校に入学した児童の65%が将来、現段階に
 おいて存在しない職業につく
・今後20年のうちに、現在の職業の67%がロボットや人工知能によって
 代用される
・2030年までに人間は、週15時間程度の労働で済むようになる
 
 
これはあくまで予測なわけですが、私も読んだときには暫く頭がグルグル
しました。これに近いことはおそらく起こっていくのだろうと思います。
 
私にとって一番衝撃的だったのは2番目です。子育て中の身にとって、
子供の将来はどこまでも心配なもの...中途半端な高学歴よりは、人が
どんな時代にも必要とする職業、ロボットにはできそうにもない職業に
就いてほしい、就かせなければ...と思わず考えてしまいました。
 
大人、子供、いずれにしても「自分のことをよくわかって、自分の頭で
考え判断できる力」が今後、益々必要になってくることは間違いない
でしょう。
 
さて、私も「ラインやらないから」というのがいつまで通用するのか...
 
周りの変動にも気を配りつつ、自分らしくあるためにチョイスする姿勢、
忘れずに保っていきたいと思っています。
 
            

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