メルマガ158号コラムより「What Is Your Voice?」

  • 2015.10.24 Saturday
  • 12:18
メルマガ配信日:October 23, 2015
 
 
 
『What Is Your Voice?
 
 
アメリカで生まれ3歳半まであちらで育った我が家の娘ですが、日本に帰国した
途端に英語は見事にスルスルと抜けていき、小学5年生の1年間をシアトルで
過ごしたお陰で何とかベースを取り戻しました。
 
シアトルの現地校では大ベテランの厳しい先生にあたった為、宿題もかなり
高度な思考と表現力が求められる毎日、親子でヒーヒー言いながら毎日3時間
取り組んだのも今となっては良き想い出です。
 
あれから数年経ち、彼女は近所の公立中学に通う中学2年生となり、ドップリと
日本語漬けの毎日。英語はどうなるのか...せめて朝食だけは英語を話そう、小説
も英語で読もうと言っているものの、ちょっと油断すれば日本語へ。
周りが日本語なので、当然のことながら親子でそちらに引っぱられる訳です。
 
ところが!
 
ここへ来て、彼女が今までにないことをし始めたのです。
グッと怒りを感じたとき、感情が大きく動いたときに英語で自分の気持ちを
言うようになってきたのです。先日も(お恥ずかしながら)夫とぶつかり、
目に涙をためて吐き出すように彼女の口から出てきたフレーズは英語。
「It’s so not fair-! because....! 」(そんなの不公平!)と。
 
 
なんで英語?(笑・・・
 
翌日、彼女が落ち着いたのを見計らって尋ねてみると、英語の方が、怒ったり
フラストレーションを感じたとき、“一気に”言える文章が日本語より沢山
ある気がする、気持ちが入れ易いというのです。
 
詳しい分析は社会学言語学の専門の方に譲るとして、我が家の場合は私も夫も
負の感情を出し切る=英語、という図式があるようで。オープンに自己主張する
というアメリカ文化的な紐づけがあるのでしょう・・・(因に私は更に怒ると
関西弁になると夫に指摘されています、ははは)
 
 
Anyway, 英語でも日本語でも何語何弁であっても、自分の本音をPTOに応じて
出し切ることは、前に進むためには大切なこと。言葉だけではなく、音楽や文章
など違う形で出すこともできますよね。
 
 
Your “voice”... 必要なときに出していますか?
 
そして、それは届いてほしい相手に届いているでしょうか?
 
 

メルマガ157号コラムより『感じてだす』

  • 2015.10.10 Saturday
  • 10:02
メルマガ配信日:October 9, 2015
 
 
 
『感じてだす』
 
 
以前、このメルマガでも告知させていただいた女性向け講座が無事終了しました。
詳細は守秘があるので語れませんが、わずか15cm 四方の紙に自分の感じること
を絵で表現したあと、それを言語化していく...という内容、ご好評をいただきました。
 
実は私も月1回のペースでホワイトシップ(*)のスタジオに通い、パステルを
使って描く、ということをやっています。毎回色々なテーマが出て、感じるままに
1時間ほど使って自分を出す。これが中々の作業なのです。
 
まず台紙を12色の中から選び、じーっと紙を見つめ妄想、そして一色目のパステル
を手に取り描き始めるのですが、私の場合、最初の10分は苦しい時間。それでも
色々やっている内に、自然に手と気持ちが一つになって夢中になり、そしてまた
冷静になり考える・・・色々なことが1時間で起きるのです。そしてそのあいだ中、
猛烈なスピードで自分の価値観に対する攻防戦?が起こっています。
 
そして出来上がった絵を見てみれば・・・
頭で描いた部分、感情で描いた部分、隠したはずの本音がむき出しの部分などなど
面白いほどに、“その時の自分”が出ているのです。
誰かを責めたくても描いたのは私ですよね〜と、もうそれを受け入れるしかない。
(・・・アーティストってすごい境地で生きている人達なのだと再確認)
 
コーチングでは言葉(対話)によって自分の内面を深く掘り下げて行き、自分が
発した言葉と気持ちが心に残るわけですが、アートの場合は絵とその時の感じが
自分の中に残ります。そして同じ「怒り」であっても、その時に感じてだした
「怒り」と今自分の中で起こっている怒りは違うなあ、それはなんでだろう?
という対話や問いがまた起こる・・・私にはとても不思議で面白い体験です。
 
 
私達を取り巻くほぼ全ては、人とのコミュニケーションで成り立っています。
相手のことを聴くも大事、そして自分をだすことも大事。どちらか片方だけでは
中々良いコミュニケーションは成り立ちません。
 
自分をだすーーーこれには『自分を感じる』ことが第一歩☆
 
・・・この秋、自分らしく取り組めそうな「自分をだす何か」を始めてみる
というのは、いかがでしょうか?
 
 
*ホワイトシップ:http://www.whiteship.net
 
 

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2015 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM