メルマガ161号コラムより『あなたの神話』
- 2015.11.28 Saturday
- 10:15
配信日:Novemeber 27, 2015
『あなたの神話』
年末は家族の事情で恒例の帰省ができないため、この連休を利用して京都の
実家に娘を連れてバタバタと帰省してきました。
その昔三人姉妹で占拠していた離れに寝泊まりしたのですが、今は空っぽの
部屋たち。柱には私達の背比べの印がそのまま残っていて、壁には最後の
家族旅行の写真が。家はそのままなのに、中にいる人間達の大きな変化...
を思わずにはいられない時間でした。そこに小林という家族の神話がある。
別に実家でなくとも、中学校の校舎や想い出に残る建物など、皆さんも
似たような気持ちを持たれたことはあるのではないでしょうか。
いま私はシステムコーチングという手法・哲学を使って組織開発のための勉強を
していますが、その中に「神話の起源」という深くも素敵な演習があります。
神話と聞くと神々の物語と思いがちですが、ウィキペディアで調べてみると、
「宇宙・人間・文化の起源などを超自然的存在の関与の結果として基礎づけ、
説明した話」ともあります。何やら難しいですが、どうやら私たちが日々紡いで
いる関係性にも「神話」が存在していることは分かります...よね(笑)
もっと平たく言うと、人は関係性の中で生きていて、「私達はいったい何者なのか
を伝える・表現」することが神話を語ることとも解釈できます。
最初に出あった瞬間、何があなたを惹き付けたのか?ビビっときたものは何?
あなたの記憶に残る、特徴的な想い出は何?どんな恐れがあった?
どのような状況が皆さんを引き合わせたか?
・・・こうして紐解いて考えていくといくと、小林という家には「女が強い」
という神話?のあることに気づきます(笑)。広大な茶畑を女手ひとつで切り盛り
した祖祖母の話は強烈です。また今回の帰省で父母、妹達と話しているときに、
「正しいと思うことはハッキリ言わなあかん」という不文律のようなものがある
のにも気づきました。あとは得てして大ざっぱ、重箱の隅はかなり丸くとる...
(良きも悪しきにも)というような特徴があり、おそらくは我が家に脈々と流れる
「神話」の存在に気づくのです。
どうでしょうか・・・
みなさんが大切に思っている関係性ににはどんな「神話」がありますか?
そして思い返すことによって、どんな気持ちが湧いてくるのでしょうか。
「そこにずっとあるもの」と決めつけている関係性こそ、時には「起源」を
見つめ語りあったりすることで、さらに強い関係性へと導いてくれるのかも
しれません。 Try!
『あなたの神話』
年末は家族の事情で恒例の帰省ができないため、この連休を利用して京都の
実家に娘を連れてバタバタと帰省してきました。
その昔三人姉妹で占拠していた離れに寝泊まりしたのですが、今は空っぽの
部屋たち。柱には私達の背比べの印がそのまま残っていて、壁には最後の
家族旅行の写真が。家はそのままなのに、中にいる人間達の大きな変化...
を思わずにはいられない時間でした。そこに小林という家族の神話がある。
別に実家でなくとも、中学校の校舎や想い出に残る建物など、皆さんも
似たような気持ちを持たれたことはあるのではないでしょうか。
いま私はシステムコーチングという手法・哲学を使って組織開発のための勉強を
していますが、その中に「神話の起源」という深くも素敵な演習があります。
神話と聞くと神々の物語と思いがちですが、ウィキペディアで調べてみると、
「宇宙・人間・文化の起源などを超自然的存在の関与の結果として基礎づけ、
説明した話」ともあります。何やら難しいですが、どうやら私たちが日々紡いで
いる関係性にも「神話」が存在していることは分かります...よね(笑)
もっと平たく言うと、人は関係性の中で生きていて、「私達はいったい何者なのか
を伝える・表現」することが神話を語ることとも解釈できます。
最初に出あった瞬間、何があなたを惹き付けたのか?ビビっときたものは何?
あなたの記憶に残る、特徴的な想い出は何?どんな恐れがあった?
どのような状況が皆さんを引き合わせたか?
・・・こうして紐解いて考えていくといくと、小林という家には「女が強い」
という神話?のあることに気づきます(笑)。広大な茶畑を女手ひとつで切り盛り
した祖祖母の話は強烈です。また今回の帰省で父母、妹達と話しているときに、
「正しいと思うことはハッキリ言わなあかん」という不文律のようなものがある
のにも気づきました。あとは得てして大ざっぱ、重箱の隅はかなり丸くとる...
(良きも悪しきにも)というような特徴があり、おそらくは我が家に脈々と流れる
「神話」の存在に気づくのです。
どうでしょうか・・・
みなさんが大切に思っている関係性ににはどんな「神話」がありますか?
そして思い返すことによって、どんな気持ちが湧いてくるのでしょうか。
「そこにずっとあるもの」と決めつけている関係性こそ、時には「起源」を
見つめ語りあったりすることで、さらに強い関係性へと導いてくれるのかも
しれません。 Try!
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