メルマガ167号コラムより『アンコンシャス・バイアス』
- 2016.02.27 Saturday
- 18:38
配信日:February 26, 2016
『アンコンシャス・バイアスについて』
皆さんはアンコンシャス・バイアスという言葉を聞かれたことがありますか?
アンコンシャス=無意識的な
バイアス=傾向、先入観
最近よく「女性の活躍推進」のお仕事をさせていただくのですが、
男性も女性もこの、アンコンシャス・バイアスに捉われ苦しんでいるケースを
多々見かけます。「女性だから・・・」「男性だから・・・」という枕詞が
仕事についてまわる。例えば、“この業務は女性だから無理、かわいそう”
といったことですね。もちろん逆も然り。
このアンコンシャス・バイアスに関する有名な実験があるのをご存知でしょうか。
全く同じ履歴書を名前の部分だけ男性名「ジョン」、女性名「ジェニファー」
に差し替えて採用担当者に評価してもらったところ、能力評価はジョンが4点、
ジェニファーは3.3点(5点満点)。採用時の年収提示額は、ジェニファーの
方がジョンよりも3千ドル(約30万円)ほど低かった。
全く同じ内容なのに、無意識のうちに男性を高く評価しているということが、
起きているのですね。これは数値化できるものなので、徐々に解消されていく
傾向が見られるものの、職場や家庭において、当事者たちがグレーゾーンの中で
一人モヤモヤされていることも多くあるのではないでしょうか。
女性は子供を産んだのだからお母さんなのだから、家事育児は多くやって当たり前、
男性は狩りに出かけていく人たちなのだから、企業戦士として闘って当たり前・・・
実はこういったステレオタイプに嵌りきらない(きれない)人は沢山おられる
わけで、「本人が本当はどうしたいのか」「何に挑戦したいのか」といった
本質的な会話・対話が飛ばされている...とつくづく感じています。
そしてそういう対話のためには、自分の事を知り、それを周囲の人にちゃんと
主張していくことが何よりも大切なのに、そこにまた「どうせ女性と思われて
いるし・・・」といったバイアスを自分にもかけていたりと、中々に複雑。
"女性"の良いところ、"男性"の良いところ、そこに上手くその人の能力や個性を
掛け算し、個々が活躍できるシステム(組織、チーム、家庭など)を構築して
いけないものか...
-- 私自身、家庭を通して仕事を通して模索の毎日です。
“不確実性の高い時代”と言われる現代に生きる大人として、勇気を出して
意識を大きく変える時が来ている、と心から思います。
『アンコンシャス・バイアスについて』
皆さんはアンコンシャス・バイアスという言葉を聞かれたことがありますか?
アンコンシャス=無意識的な
バイアス=傾向、先入観
最近よく「女性の活躍推進」のお仕事をさせていただくのですが、
男性も女性もこの、アンコンシャス・バイアスに捉われ苦しんでいるケースを
多々見かけます。「女性だから・・・」「男性だから・・・」という枕詞が
仕事についてまわる。例えば、“この業務は女性だから無理、かわいそう”
といったことですね。もちろん逆も然り。
このアンコンシャス・バイアスに関する有名な実験があるのをご存知でしょうか。
全く同じ履歴書を名前の部分だけ男性名「ジョン」、女性名「ジェニファー」
に差し替えて採用担当者に評価してもらったところ、能力評価はジョンが4点、
ジェニファーは3.3点(5点満点)。採用時の年収提示額は、ジェニファーの
方がジョンよりも3千ドル(約30万円)ほど低かった。
全く同じ内容なのに、無意識のうちに男性を高く評価しているということが、
起きているのですね。これは数値化できるものなので、徐々に解消されていく
傾向が見られるものの、職場や家庭において、当事者たちがグレーゾーンの中で
一人モヤモヤされていることも多くあるのではないでしょうか。
女性は子供を産んだのだからお母さんなのだから、家事育児は多くやって当たり前、
男性は狩りに出かけていく人たちなのだから、企業戦士として闘って当たり前・・・
実はこういったステレオタイプに嵌りきらない(きれない)人は沢山おられる
わけで、「本人が本当はどうしたいのか」「何に挑戦したいのか」といった
本質的な会話・対話が飛ばされている...とつくづく感じています。
そしてそういう対話のためには、自分の事を知り、それを周囲の人にちゃんと
主張していくことが何よりも大切なのに、そこにまた「どうせ女性と思われて
いるし・・・」といったバイアスを自分にもかけていたりと、中々に複雑。
"女性"の良いところ、"男性"の良いところ、そこに上手くその人の能力や個性を
掛け算し、個々が活躍できるシステム(組織、チーム、家庭など)を構築して
いけないものか...
-- 私自身、家庭を通して仕事を通して模索の毎日です。
“不確実性の高い時代”と言われる現代に生きる大人として、勇気を出して
意識を大きく変える時が来ている、と心から思います。
- メルマガ(抜粋)
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