メルマガ178号「本人 vs. 周りの意図」
- 2016.08.27 Saturday
- 10:14
配信日:August 26, 2016
『本人 vs. 周りの意図』
あっという間に8月も末・・・皆さま、どのような夏をお過ごしでしたか?
私の方は、2005年に帰国して以来アメリカに帰省しない初めての夏でしたが、
留守宅の準備だ荷造りだ時差だ…となかった分、気持ちに余裕があったような
気がします(といっても家に受験生がいるので、母としては重いものもある…)。
宣言した夏休みのTo Do List も楽しめました。
ストレッチ目標だった3日に1回は泳ぐ、というのは、何度も「メルマガに書いた
よね」と思い出した目標でした。やってみると意外にきつくて、4日に1回となり
ましたが(笑)、「誰かに宣言する=自分への約束」であることを改めて実感。
ストレッチ目標といえば、今回のオリンピックで一つ思い出すコメントがあります。
男子100m走の日本人コーチが言っていた言葉です。
ボルト選手がいるから、いつの間にか日本人選手にも「9秒台を目指せ」
という大きなプレッシャーがかかっている。それが縛りになり、身体が
本来の動きを見せていない。今の彼らに必要なのは、9秒に縛られること
ではなく、いかにもっと早く走れるか柔軟に考えることだ
確かに。高い目標は人を上げる、でも高すぎたり本人よりも周りの意図の方が
大きく働く場合は、縛りにしかならないこともあるのですね。
・・・自分は本当に本当のところどうしたいのか、そのために何をすべきか。
これをじっくり考える事を飛ばしてしまうと、たとえその目標を達成できたと
しても、本人には無力感や脱力感など負の気持ちが残ってしまうのではないで
しょうか。
卓球の福原愛選手のお母さんが、(福原選手が小さかった頃)「こんなに辛い
のはママのせい」と言わせないよう、本人が卓球をやりたいのかどうかを引き出す
ことに腐心した・・・というような表現をされていましたが、このことが
全てを言い表していると思います。
私も娘に同じことを言われないよう、本人の自発性を引き出しつつ見守って
行こうと思った8月でした。
- メルマガ(抜粋)
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