メルマガ192号コラムより『システムってすごい!』
- 2017.03.25 Saturday
- 10:18
配信日:March 24, 2017
『システムってすごい!』
みなさん、オステオパシーってご存知ですか?アメリカで創案されたボディワーク
のひとつなのですが、これを先日初めて体験し目からウロコ・・・
というのも、いつもより長い距離を泳いだ後どうにも肩のあたりに違和感があり、
そのうち治るだろうと思っていたら、、、斜め上に手を伸ばせば届くティッシュの
箱に腕が痛くて伸ばせない!状態に。しかもある角度だけがダメで、スーツケースを
持ち運ぶのなんかは大丈夫なのです。
信頼する友人にSOSを出し紹介されたのが、オステオパシーの先生でした。
先生曰く「いわゆるマッサージやカイロなどと違い、痛いところを伸ばせるように
するのではなく、伸びるところに伸ばしていくうちに身体が本来の形をとり戻して
伸ばせるようになるというアプローチです」の説明に「ん???」
まず骨格や姿勢のチェックをしてもらいベッドに横になると、痛い肩ではなく
横隔膜の歪みをまず取るとかで、腰あたりに両手を差し込まれそのまま待つこと
5、6分?だったでしょうか。そして肩や首のあたりにまた同じような施術を
してもらい、また待つ。
最初は「こんな弱っちいので治るんかい・・・」と懐疑心満載でしたが、
じい〜と待っている間に、体液がグワーッと患部に向けて動きだすのを感じて
びっくり。先生は「元の状態にリンパが整うまで待っていた」のだそうです
(途中で「中々静まらない・・・」と怪しい言葉をつぶやかれていた。笑)
終了後、「腕を上げてみてください」と言われ半信半疑でやってみたらば...
腕がすうっと上に伸びたのです!え、嘘でしょと思わず言ってしまいました。
痛みを直接いじるのではなく、全体をあるべき形に整えていくことで
患部も元の形に戻っていく・・・
これは私がチームに行うシステム(チーム・グループの関係性)コーチング
と同じ考え方だ、と思いました。
オステオパシーでは先生の手と私の身体が対話し、
システムコーチングではコーチと関係性(個人ではなく)が対話していく。
今の状態を明らかにし、理想の状態に向けて対話していくことによって、
関係性の"詰まり"や"こじれ"が自然に理想的な形で紐解かれていくのを待つ。
オステオパシーの哲学の中には「人間は自然治癒力、自己調整機能を持っている」
というのがあるそうですが、システムコーチングにも「システムには、もともと
知性と生み出す力が備わっている」というのがあります。
そこに既に存在する「力」を信じて関わっていく姿勢はオステオパシーも
システムコーチングも同じなのですね。
あら、いつになく何やら小難しいことを書いてしまいました(笑)
心の痛み、身体の痛み・・・
「心は、身体は本当はどうなってほしいんだろう?」
と素直に奥底の声を聞いてみることが大切なのだなあと感じた体験でした。
- メルマガ(抜粋)
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