メルマガ194号コラムより『トゲトゲとツルツル』

  • 2017.04.29 Saturday
  • 10:34

配信日:April 28, 2017

 

 

『トゲトゲとツルツル』

 

 

先日のこと。東京メトロに乗りながらぼーっとドアの上に設置された動画広告を

見ていたら、身振りの大きなお姉さんがニコニコと出てきて、

 

「人とヒイラギ(クリスマスケーキに乗っている赤い実のついた葉)には

 似た点があります。さて、それはなんでしょう!?」というクイズが。

 

私はこの手のクイズは苦手で、イライラと回答を待っていたら(見るなっちゅうの!

 

「それは・・・」

 

「ヒイラギの木は若く背も低い頃は、動物に食べられないように葉がトゲトゲ

 しているのですが、成長して動物が届かない高さになると葉が丸くなる点です!」

 

そして出てきた写真を見れば、

若い頃と成長した頃の葉の形がまるで違う!

同じ植物かいッといういう位に、背の高いヒイラギの葉っぱは丸い!

トゲトゲするのにはそれなりの若いエネルギーがいるのか!

自然はかしこいなあ!

 

とびっくり。(苦手と言いながら楽しんでいたー笑)

 

 

ですので正解は、

人も若い頃は角があるけど、歳をとれば角が丸くなる〜

 

みなさん、どうでしょう? YES or NO!?

 

 

我が身を振り返るに。表面的に見れば若い頃の方がずっと顔は丸いのですが(笑)、

確かにとんがっていましたね〜。特に留学から帰国したての18歳の頃は超生意気で。

親とも学校の先生(特に英語教師)ともガチンコ勝負していました。

 

あれから何十年も経ち、中身はどれほど丸くなったのでしょうか…

いやあ〜、これは心もとない。

 

明るく丸い?感じでいながら、いざココ!っとなると、針(トゲ)がシュパっと

出てくるような気がします。少なくともそれを出すか出さないかの選択はしている

つもりですが、時々「くみ長!」と呼ばれてしまうあたり…まだまだ修行が足りません。

 

 

丸いから良いってワケじゃない!成長したからといって丸くなってのんびりしたくない!

という声も聞こえてきますし、人の成長の姿はそれぞれ。

ヒイラギのようには中々スッキリとはいきません。

 

ただ、己の姿と「何のため」のトゲなのか、には常に常に自覚的でいたいもの。

 

そして、

 

自分らしく成長しているかどうか、時には振り返る勇気を持ち続けたいですね!

 

メルマガ193号コラムより『バトンを渡すとは』

  • 2017.04.17 Monday
  • 12:24

配信日:April 14, 2017

 

 

『バトンを渡すとは』

 

 

新しい年度がやってきました。皆さんの中にも環境に大きな変化があった方も

多いのではないでしょうか。桜の花は今年も来てくれた・・・という感慨を胸に

私も新年度を迎えています。

 

今年は娘が高校に進学し、またこれまでとは違う生活が始まります。

家族で気持ちを少し”リセットし”、次の展開へ・・・

 

彼女は公立の国際系の学校に入ったのですが、入学式で舞台にズラッと並んだ

国旗はなんと11旗。名前、肌や髪の色(染めているのも入れて、笑)も様々。

 

式の後、彼女が通うコースだけの保護者会が早速あったのですが、そこで

日本史の先生が印象的なスピーチを日英両言語織り交ぜてされました。

 

 

 そもそも昔は国境がなかった。それがある時から国境という概念が生まれ

 それを守るために人々は醜い戦いを繰り返してきたということがある。

 歴史家の観点から見ても、この国境がなくなるということはまずない。

 

 現在は、その国境の中でも色々な酷いことが起きている。そして残念ながら、

 私たち大人の世代ではそれらをなくすことは不可能に近い。

 だから、真の意味で国境を越えて物事を考え行動を起こせる次世代を

 今、作っていかないといけない。

 

 それがせめてもの、今私たちにできることではないか。

 このコースはそういうことが根底の思いとしてあり創設されています、と・・・

 

 

私は仕事柄よく"グローバルリーダー"や"世界市民"といった言葉を耳にしますが、

この先生が発する一言一言は、ビンビン心に響いてきました。

他責にせず現実を見、教師/人としての使命感に溢れるものだったからでしょう。

言葉の一つ一つが生きていた感じがしました。

 

 

激しく揺れている現代社会において、「今、私にできることは何か・・・」を

しっかり考え、次世代にどんなバトンを渡していきたいのか。

 

大それたことでなくてもいい、

親、社会人、大人として改めて考え、行動に起こしていきたいと思う4月です。

 

 

新年度も、また一緒に頑張りましょう!

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