メルマガ198号コラムより『競争する』

  • 2017.06.24 Saturday
  • 10:59

配信日:June 23, 2017

 

 

『競争する』

 

 

日々、「競争」という概念に追われ・追いつつ生活しておられる方は多いのでは

ないでしょうか。

 

 オフィスのあの人だけには負けたくない

 今月のノルマも一番で・・・

 あそこの子よりうちの子は・・・

 その他スタイル、収入、住む場所・・・

 

枚挙にいとまはありませんよね。

 

 

娘が通う高校のママ友には海外在住歴(=海外での子育て歴)の長い方が多い

のですが、話を聞いていると欧米諸国もアジア諸国も子供達の「競争に勝つ」

ためのプレッシャーはかなりのもののようです。

 

ひと昔前は 「楽しくハイな気分になるためにやっていたドラッグなのに、

今や、寝ないで勉強できる!と言ってドラッグやってる大学生が沢山いるのよ」

と、かなーり複雑なため息をついていました(ドラッグの良し悪しはさておき)。

 

 

ヒトには競争によって進化してきた歴史があり、競争とは本来、自分や所属する

チーム・組織の深化・成長のためにあると私は考えているのですが、いつの間にか、

 

 高得点を出すため

 高い給料を得るため

 社会的名声のため

 〜を喜ばせるため…

 

と、内面を置き去りにして点数や金額だけが目標になってしまっているケースが

多い気がしてならないのです。プレッシャーのかけどころが違うというか・・・

 

そしてひとたび、そういう"トンネル思考”に入ってしまうと疲弊・消耗するまで

そこにいるハメになってしまうのは、テレビドラマなどでもよくあるネタですよね。

トンネルに入ったままだと客観性がなくなるので出口があることすら、忘れてしまう。

 

特に子供のことになると親は感情的になるので、親子でトンネルに入ってしまいそうに

なったことが、私もこれまでにありました(これからも気をつけねば〜!)

 

数値など分かりやすい目標も大切、そして"それは何を手に入れるため?"という目的も

ちゃんと自分で考えておきたい・・・と日々、思っています。

 

 

競争をするもしないも自身のチョイス。

 

そして、

 

もし競争をしているのならば、あなたは「何のために」競争しているのでしょう?

 

メルマガ197号コラムより『マイワード、マイストーリー』

  • 2017.06.10 Saturday
  • 10:44

 

June 9, 2017

 

 

 

『マイワード、マイストーリー』

 

 

このところ、企業理念の浸透をいかに進めるか?というテーマでのお仕事が

増えてきました。

 

私のカリフォルニア時代、仲良しクラブのような小さな会社がポケモン登場

によって否が応でも"企業"に成長しなければならなかった時、社員が変化に

ついていけず迷子状態になったことがありました。

 

理念=北極星のような動かない使命、ありたい姿、大切にしたい価値観

  =これを各人が”理解し実践する”ことで、組織の血が通い始める

 

と私は解釈していますが、これが会社の急成長によって不明瞭になった時期が

ありました。ようやく理念が明文化された後も、社員に浸透させていく必要が

あり、てんやわんや・・・しました。

 

社員に浸透というと、よくあるのがポスターを作成して目につくところに掲示

する、社員証や社員手帳に印刷する、唱和する・・・などがありますが、

どれほどの社員が"自分ごと"にできているのかはどこの企業でも悩ましいところ。

 

理念に書かれている言葉の真の意味を理解し自分のものにするということは即ち、

自分なりに深く考え、人に自分の言葉で語れるようになる、ということでは

ないでしょうか。

 

そうすることで、"やらされ感" が吹き飛んで "自分ごと" になり、

ちょっと大げさな言い方ですが、言葉に命が吹き込まれて組織に血が通い始める

のではないかと私は考えています。

 

 

そしてこれは何も企業理念に限ったことではありませんよね。

 

2020年には東京でオリンピックが開催されますが、「おもてなし」とは?

我が子の幸せとは・・・?

世界平和とは・・・?

 

12年前、まだ幼稚園児でアンパンマンの主題歌が大好きだった娘に、

「(自分は)何のために生まれて、何をして生きるの?」

と聞かれ、母として大人として言葉に詰まったことがありました(笑)

 

様々な理念が熱く語られる中で、自分なりの解釈&言葉を持つ。

 

そのためには、色々なところにアンテナを張って思考し、ストンと肚落ちする

言葉探しをしなければならないでしょう。それはおそらく1日や2日でできる

ことではありません。

 

上が言うから、親が言うから、社会がそうだからなんとなく…ではなく、

反論も含め自分はどう考え、だからどう実行に移していくのか。

 

喧々諤々の議論の中で、日々、私も企業の皆さんと格闘しています!

 

 

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