メルマガ204号コラムより『感情とつきあう』
- 2017.10.28 Saturday
- 08:08
配信日:October 27, 2017
『感情とつきあう』
日々の職場で周りから「公私混同するな!」とか「感情は会議室の外に置いておけ」
など言われて育ってきた方は多いのではないでしょうか。
そのため感情(気持ち)を抑え、脇に押しやって仕事をしないといけないんだ!
という思い込みや癖が私たちの身に染み付いてしまっている。
これはある意味、とてももったいないことだと私は感じています。
*もちろん公私混同が良い、と言っている訳ではありません!
私もEQ(感情を知能として認識し、理性的で最善の成果を出すためには感情を上手に
マネジメントすることが大切という理論)を学ぶまでは、感情と言ったことに特に
意識を向けてきませんでした。
よくよく考えてみると、人間は生まれた瞬間から感情にまみれているわけで・・・
赤ちゃんは「快・不快」を感情の塊になって表現します。そして幼稚園児はさらに
発達した「恐れ、愛情 etc.」といった感情を持つようになり、大人になる過程で
私たちは「嫉妬、内気、愛、罪 etc.」と言った複雑な感情を持つようになります。
こういった感情には、実は膨大な量のデータが含まれています。
あ、今日の上司は機嫌が悪そうだ(恐れ)
この人は良さそうな人だ(安心)
これを選択すると危険な気がする(不安)・・・
など、見ただけフと考えただけで読めるのは、感情がデータの宝庫として思考を
刺激し機能しているから。
即ち、感情は私たちを守ってくれる盾であり、私たちが物事の判断を下していくための
リソース(資源)、と考えることができます。
・・・であれば、うまく使えた方が断然お得!ではないでしょうか。
人間の構造は、何か事象が起きるとサバイバルのためにワッと感情が生成されるのは
避けられないのですが、その感情をどう使うかは私たち次第。
いつも同じ失敗をする部下にカッと反応するのか、
その部下のために感情のエネルギーを使って叱り指導(対応)するのか。
まずは自分の感情を知ることが第一歩。
そして、
無理に出てきた感情を抑えるのではなく、うまく使える方法を考えてみる。
言うは易しですネ・・・私も日々、精進しています!
- メルマガ(抜粋)
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