メルマガ214号「自分を信じるって言うけれど・・・」
- 2018.03.24 Saturday
- 11:10
配信日:March 23, 2018
『自分を信じるって言うけれど・・・』
冬季オリンピック&パラリンピックで、競技後の選手たちが口々に、
「自分を信じてやりました」
と語っていたのを聞かれた方も多いのではないでしょうか?
自分を信じる・・・普段の生活でもよく聞いたり、皆さんも使われる言葉かも知れませんね。
部活でスポーツなどをやっていた方には馴染み深いことなのかもしれませんが、英語クラブ
育ちの私(笑)にはイマイチ掴みどころがなく、いいなあ…どういう感じなんだろう?
頭ではわかるけど感覚的に腹でわかれない...と実はずっと思っていました。
私がやっている講師という仕事は、人の前に8〜10時間自分を晒しながら、その場を
最上の場に織り上げていくというミッションがあります。相手は人というナマモノなので、
同じ内容を用意していても違うメンバーでやると全く予想外の声があったり、漂う空気や
質問や感情の出どころが大きく違ったり・・・とライブ感満載。
しかも、
全く初めての業界、
初めての企業、
企業でも初めての取り組み、
スキルではなく意識変容というソフトな内容の研修を初めて受けるメンバー
初めてやるコンテンツ
と初めて尽くしの時は私も事務局もかなーり緊張するわけですが、先日のこと、
その緊張する中で過去に一番大変に感じた仕事のことを思い出しました。そして、
「ここまで色々乗り越えてこられて、こうやってご指名をいただけているのだから
私はなんとかするし、できるでしょう」
「もうあとはいつも通りにやるだけ」
気づけばそう自分に言っている自分に気づいたのです。
ああ、自分を信じるという感覚はこれか〜〜!
"私はなんとかするしできる" と緊張と不安の中でも思えることかー!と。
コーチや講師の仕事をやり始めて十数年ですが、その中には成功もあれば大失敗も
沢山あって。文字どおり身体も脳も脂汗&冷や汗、心臓バクバクでやってきた、
そして最近になってようやく"ここまで来られた自分を信じてやる" ことが、
ほんの少しできるようになったのだ...と感じています。
一つの物事に対してマスターレベルになるには10000時間そのことをやり続ける
必要があるという定説があります。そしてそのマスター達でさえ研鑽を続けねば、
腕は徐々に錆びるので、プロアスリートのように粛々と練習の日々を続けていく。
おそらく"自信"というものには、天井はないのでしょうね。
私もまだまだ途上、夜中に緊張で "はっ!"と飛び起きないようなレベルには
いつなれるのでしょうか・・・(笑)
高みを目指して、一緒に頑張りましょう!
- メルマガ(抜粋)
- -
- -