メルマガ234号:コラムより「必要なこと」

  • 2019.02.22 Friday
  • 22:55

配信日:February 22, 2019


『必要なこと』


先日、テレビで心が震える音を聴きました。

それは・・・練習のし過ぎなどで右手が故障や病気のために動かず、ピアノを
両手で弾くことができなくなった方々のために開催された、
「左手のピアニスト・コンクール」で奏でられていた音でした。

右手は膝の上に置いたまま、左手だけでグランドピアノの90近い鍵盤をそれは
自由自在に行きつ戻りつ奏でられる音...左手だけでこんなも複雑で洗練された音
が出せるのかと、昔、多少なりともピアノをかじったことのある人間としては、
人の可能性というものに驚くばかりでした。

何より心打たれたのは、ここに至るまでのピアニスト達の苦悩懊悩、そして、
それらを乗り越えて「左手のピアニスト」としての活躍を夢見るまでに至った
それぞれのストーリーでした。

あるピアノ科に通う高校生の女の子は、「たとえ右手、両足がもぎ取られても、
それでも私は残った左手でピアノを弾く」と語っていました。


ここで私なんぞが多くを語れることはありません。

人にとって本当に必要なこととは、

 何があっても夢に向かって進み続けること、
 自分らしく活躍できる場を探し続けること、
 自分で自分を生きていくこと。
 

・・・こんなことを教えてもらった貴重な時間でした。

 

メルマガ233号:コラムより「Alone time」

  • 2019.02.09 Saturday
  • 09:55

配信日:Februrary 8, 2019

 

 

『Alone time

 

アメリカに住んでいた頃、心に残る表現に『I need alone time』というのが

ありました。日本語だと『ひとり時間が必要なんです』でしょうか。

 

今では雑誌などでも頻繁に使われるコンセプトなので珍しくもなんともない

のですが、当時子育てをしながらコーチになる勉強をしていた身にはとても

新鮮な表現でした。

 

大人同士の間でも、親子の間でも、「いま私にはalone time が必要なの」

「...だから一緒に行かない」とか「...だからひとりにしておいてほしい」と

率直に気持ちを伝え合っていた場面に何回も遭遇しました。

 

 

ある時、3歳のうちの娘が折り紙をしながら「マミー、見てみてみてみて!」

とコーチングの英語資料を首っ引きで勉強していた私に言ってきました。

 

あ、いまアレを使おう!と思い立ち・・・

 

 「あのね、あなたも大好きなお絵かきや工作をしている時に邪魔されると

  ちょっとイヤだな、ほっといて、と思う時があるでしょう?」

 

 「うん」

 

 「マミーはお母さんだけど、時々、alone time が必要になる時があって

  今がそれなんだよね。だからそれぞれやりたいことを一人でやろうね」

 

 「・・・わかった」

 

 「(内心:Yey!!とガッツポーズ)」

 

もちろん毎回上手くいくわけではありません!でしたが(笑)、他者がそばに

いても自分の時間を持つことの大切さ、他者の時間を尊重する、ということを

少し教えることができたかな・・・と感じた娘との会話です。

 

 

母としてもコーチとしても必死だったあの頃、alone time を意識して持つこと

によって、『自分』を保ち栄養を与える時間にしていたのだなと思います。

 

 今感じていることをゆっくり反芻する

 この一週間、一ヶ月を振り返る

 やりたい・やるべきことを邪魔されずに集中してやる

 気になっていることについて、丁寧に考える

 大切な人のことを想う・・・

 

こういう時間は、忙しい時ほど、実は必要なのではないでしょうか。

--自分をすり減らさないために。忙しさで”何か”をごまかさないために。

 

 

皆さんは忙しい日々の中でalone time...どれだけ持てていますか?

(と書きつつ、明日は予定を変えて家にこもろうと思い直しました。笑)

 

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