メルマガ238号コラムより『世代間ギャップって・・・』

  • 2019.04.27 Saturday
  • 10:00

配信日:April 26, 2019


『世代間ギャップって・・・』


日本の労働人口が先細るなか、ようやく女性や外国人、そして新卒の皆さんなど
これまである意味、”周辺化”されてきた立場の方々がようやく日の目をみられる
時代がやってきた...と感じる今日このごろ。よく最近とりざたされているなあと
感じることに「世代間ギャップ」というのがあります。

「久美さん、組織内の世代間ギャップはどう埋めればいいのでしょう?」
と相談を受けることが多くなってきているのです。


私たちが「明治時代、大正時代」と呼ぶように「昭和時代」と我が昭和(!笑)
を呼ぶ若者たちがいて。気づけば平成が終わり時代は令和へ・・・

私は大学生時代が超バブル期と重なっていて、踊り明かした朝焼けの中、鴨川の
屋台のラーメン食べてから帰宅・・・などやっていた時代もあり、超昭和な父が、
「おまえがわからん...」とよくため息をついていたのを覚えています。ははは

そして今、私の世代が部長クラスになっていて、デジタルネイティブである若者を
見てため息をついている...大げさな言い方ですが、”時代は繰り返す”を目の当たり
にしている感じがあります。

でも、ね。

私の信条から言えば、『人は人』だと思うのです。

生活を取り巻く環境が大きく違うから、色々な物事への価値観が世代で変わるのは
当然のこと。でもその中で生きている『人』ひとりひとりの中には、悲喜こもごも、
紆余曲折、成功と失敗、善と悪、挑戦と挫折・・・があって。

それら人生の出来事から、その人らしい信念や価値観が生まれるのという仕組みには
変わりがないからです。つまり、時代背景が違うので感じ方も感覚も違うけれど、
生きることによって創り出される「その人らしさ」というプロセス自体に変わりはない、
だからそこを拠り所にして、「あなたってどんな人?」と対話をしていけば良いのでは
ないか。


...こんなことを思っていたら、珍しく企業の新入社員研修の仕事を依頼され、先日、
100人の22歳、23歳と1日交わる機会を得ました。

そして思ったことは、
・感覚の違いがあることを認め
・こちらの価値観は、一旦、脇におき
・相手を『人』として見つつ『なぜそうなのか』を知ろうとする

と、ちゃんと通じるし伝わるな、ということでした。

こちらの先入観や思い込みでレンズが曇っていたり色がついていては、何も
見えてきません。

・相手をジャッジする前に、その『人』ありのままの姿に興味を持つ。
・相手が見せてくる“外向きの顏” にはどんな理由があるのだろうと思いを巡らす。


結局のところ、人と人に大切なのは『尊重と信頼』なのではないでしょうか。


...あなたは世代の違う方々と、どんな会話をしていますか?

いつか、令和・平成・昭和の三世代を集めて大きな大きなワイガヤの会を
やってみたいな・・・なんて思う今日この頃です。



 

メルマガ237号コラムより『桜よ、、、!』

  • 2019.04.13 Saturday
  • 10:49

配信日:April 12, 2019


『桜よ、、、』


あっという間に4月。新年度、新学期・・・皆様、いかがお過ごしですか?
今年の東京は入学式に桜の花がまだ残っていたようです。

先日近所の緑道を歩きながら満開の桜を仰ぎ見たときに、ふと気づいたことが
ありました。桜を仰ぎ見ることで「空」をみせてもらえるのだなあ〜と。
もちろん満開の花は美しいのですが、そのバックには大きな青空があり、
こんなにしっかりと空を見上げたのはいつぶり?と感じたのでした。

なんだ、そんなこと...と思われるかもしれませんが、あわだたしい毎日、
あなたは広々とした大きな空をどれほど見ているでしょう?


不思議なもので、身体の動きは心の情景とシンクロしてくれることがあります。
例えば、悩み事を上司や先輩に話すときに、会議室にこもって対峙するのでは
なく、二人で「前を向きながら歩いて」みる。

すると、

脳が活性化し、気持ち(感情)が動き、それまで考えていなかったアイデアが
湧いたり、盲点などに気づきやすくなります。文字通り、身体を「前に動かす」
ことで、心も「前向き」になり、解を見つけ出しやすくなるのですね。

私は研修でもこの手法で未来のタイムラインを歩く、というワークをよくやり
ます。一本の床に貼られたテープの上を、その時その時の未来の自分に臨場し
パートナーにその情景を語りながら先を歩いていくと、受講者の皆さんの顔が
明らかに変わってきます。

自分には未来があるんだ、
こんなことを思って(願って)たんだ、
おっかなびっくりで言ってみたけど、できるかも、、、

身体を動かすことで、思考と感情がうまい具合に一致していくのです。
これは机上でカレンダーを手に考えているだけでは、ちょっと得難い感覚
かもしれません。


・・・そして路上の私は、、、

桜の木を見上げることで、その時にふつふつと悩んでいたことから「見方を変える」
ことができたような気がしています。文字通り立ち止まり、視界を変えたことで。

「桜よ、、、ありがとう!」な新年度の始まりでした。


 

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