メルマガ278号コラムより『木を見る』

  • 2020.09.26 Saturday
  • 10:42

配信日:September 25, 2020


『木を見る』

目の前の細かいことに気を取られて全体を見失っているときに『木を見て森を見ず』と言いますが、夏休み中にふと気づいたことがありました。3月頃から日本がコロナに覆われてからというもの、私は『森』ばかりを見ていた気がしたのです。

社会はいったいどうなっていくのだろう
私の仕事自体どのように変化していくのだろう
我が家にとって重要課題の日米関係は、、、

・・・全体像を何とか掴もうと『森』ばかりに。

このことを友人に話すと深く同意してくれ「今はその森自体が動いてる。いったいどこに行くのかわからない状態」という答えが返ってきてハッとしました。

コーチングでは『live in the now - 今いるココをしっかり生きることが大切』という考え方がありますが、私はまだ来てもいない未来をソワソワ生きることに気を取られ過ぎて、”今日”をちゃんと味わえていなかったのではないか?と思いました。

そうなった言い訳は山のようにあるけれど、半年ほど地面から足が数センチ浮いているような、文字通り森の中で迷子になっているような心もとない感覚だったのですね...

『森を見て木を見ず』───。


これに気づいてからは、わからないことではなく、この手に持っていること・わかっていることにちゃんとフォーカスして、それらを日々丁寧にこなしていくということを心がけています。その積み重ねが私の森をつくっていくことに繋がるから。


足元と全景のバランスって大切ですね!
 

メルマガ277号コラムより『過去と未来のあいだで』

  • 2020.09.12 Saturday
  • 10:17

配信日:September 11, 2020


『過去と未来のあいだで』

残暑お見舞い申し上げます。
みなさま、お久しぶりです!暑かった8月、元気でお過ごしでしたでしょうか?

私の方は再三の計画も虚しく、コロナを考えて結局高齢の母がいる京都にも帰省せず(涙)。考えてみれば2005年に帰国してから、遠距離移動のない初めての夏を東京郊外の自宅で過ごしました。最初は多少の違和感があったものの、移動のないぶんゆっくり時間が流れたのも事実。

そして京都に帰れない気持ちからか、テレビではやたら京都関連のドキュメンタリーに目が行き『老舗料亭の代替わり』とか『京都の密かなXXX』などの番組をたくさん観た8月でもありました(笑)

中でもこの『代替わり』の番組は非常に興味深いものがありました。400年続いたのれんを息子に託す時期を模索する父、そのバトンを自分なりに受け継ごうともがく息子の姿は、オーナー会社の2代目、3代目社長への承継にも似たものがありました。

別の料亭の後継ぎ息子は「親の七光りと言われますが、自分は1段目からではなく7段目から階段を上がれるんだと考えています。8段目から自分の力であがっていく中で、"これがこの店の料理”と言ってもらえるものを見つけていけば良いと思う...」と、28年後にやってくるその店の100年目を見据えて話していたのも心に残りました。すごい世界ですよね。こうやって伝統に息づく革新は起こっていくのだと感じました。

・・・考えてみれば、私たちは皆んな過去と未来の “接点“を生きているのですね。この接点でやることが未来を形作っていく。


今年も残り4ヶ月。前半は仕事の延期が続いて不安になったり迷いが生じたりもしましたが、私はここから一気に巻き返す予定です(今のような状況でご依頼をいただけるのは本当にありがたいこと、と心から感謝しつつ☆)。

そしてそんなときこそ、「DO」ではなく「BE」〜自分の状態やあり方〜を大切にしながら取り組んでいこうと思っています。

後半も一緒に頑張りましょう!




 

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